教室を運営している方や、これから開業を考えている方に向けて、今日は少し実践的な話をお伝えしたいと思います。
お客様の感想が本音なのか、社交辞令なのか。
これは教室に限らず、パンやお菓子を販売している方にとっても、きっと悩んだことがあるテーマだと思います。

天然酵母ぱん蔵の 椿留美子です。
お山での田舎暮らしを実践、発酵生活をしています。
そんな暮らしを踏まえながら、東京と山梨で自家製酵母を使って、
発酵器を使わない、ほったらかしの「ゆるパン」教室を2009年より始めました。
現在は仕事で使いたい方、深く極めたい方向けのプロ向け講座をやっています。
ラインで直接お問い合わせはこちらから
毎朝メールより音声配信をしています。
このお話を音声で聞きたい方はこちらから
「楽しかったです」の裏側——生徒さんの感想の見分け方

感想の本音と社交辞令、見分けるのは今でも難しい
体験レッスンで盛り上がっても、申し込まれなかった経験
正直に言うと、最初の頃はまったくわかりませんでした笑
体験レッスンで本当に楽しそうにされていた方が、
結局その先のコースには申し込まれない、ということもありました。
「楽しかったです」
「またやりたいです」
と言っていただいて、嬉しくなって「じゃあ申し込んでくださるんだ」と思っていたら、それきりだったこともあります。
その時だけの言葉だったんですね。
言葉少なめでも、後日申し込んでくださった方
逆のパターンもあります。
その場では「良かったです」というはっきりした言葉がなかった方が、
後日「やってみたいです」とお申し込みくださることもあるんです。
その場だけで、本音か社交辞令かを見抜くことは、難しい面がありますね。
わかりやすいサインと、わかりにくいサイン

体験レッスンを重ねる方ほど、言葉も表情も豊かなことがある
一番わかりやすいのは、体験レッスンのその場でコースに申し込んでくださる方です。
これは、とても素直でわかりやすいサインだと思います。
一方で、体験レッスンをいくつも重ねている方もいらっしゃいます。
そういう方は、その場でとても盛り上がって、楽しい言葉や表情をたくさん見せてくださることが多いんです。
だからこそ、逆に見極めが難しくなることがあります。
この感覚をつかめるようになるには、やはりある程度の経験が必要なのだと思っています。
見極めることより、大事にしている二つのこと

グループの雰囲気づくりと、次につながる動線づくり
グループレッスンで体験を行うと、どなたかが申し込むと、皆さんもその雰囲気に引っ張られて、続けて申し込んでくださることがあります。
販売の場でも同じです。
次に買いたいと思ってもらえるような、動線づくりや雰囲気づくりは、本当に大事なことだと感じています。
その時間を目一杯楽しんでもらう、というスタンス
今は、その方の雰囲気で、本心かどうかがなんとなくわかるようになりました。
それでも、この見極めは、今でも難しいところがあります。
だから私は、見極めることよりも、その時間を目一杯楽しんでもらうことを、一番大事にしています。
一期一会で出会えたことも、ひとつのご縁です。
その場その場を、本当に充実していたと感じてもらうこと。
それが、今の私のスタンスです。
理想のお客様を呼ぶのは、「入り口」の設計

体験レッスンの申し込みページに書いておくべきこと
もし、単発で楽しんでもらうのではなく、その後のコース受講をしてもらいたい場合は
もう一つ、大事にしていることがあります。
体験レッスンの申し込みページに、その後のコースに興味がある方を対象にしていることを、きちんと書いておくことです。
単発の体験だけを楽しみたい方が悪いわけではありません。
でも、その先のコースにつなげたいのであれば、
この一文があるかないかで、申し込みにつながるかどうかが大きく変わってきます。
見極めようとする前に、入り口を整えるという発想
生徒さんが開業するときにも、このページづくりの大切さを伝えています。
ホームページや申し込みページの作り込みは、事業を育てていくうえで、とても重要な部分です。
どう書くか、どう表現するかによって、理想のお客様が来てくださるようになっていきます。
見極めようとする前に、入り口の設計そのものを整えておくこと。
実はこれが、一番効果的な方法なのかもしれません。
社交辞令か本音かを、その場で完璧に見抜くことは、正直なところ、今の私にもできません。
それでも、目の前の時間を楽しんでもらうことと、
入り口の設計を丁寧に整えておくこと。
この二つを大事にしていれば、自然と理想のお客様に出会えるようになっていきます。
教室運営をしている方、これから始めようとしている方の、何かヒントになれば嬉しいです。






