オーブンのくせを見極めるコツは?
電気オーブンとガスオーブンではオーブンの温度どう変える?
皆さんいろんなオーブンをお持ちだと思います。
電気とガスの違いが大きいですが、メーカーの違いや
同じメーカーでも種類が違ったり、年式が違ったりと本当にたくさんの種類があります。
うちにも電気とガスがありますが、それぞれに特徴があります。
一般的に電気オーブンとガスオーブンの違いを考えてみます。
▽電気オーブンとガスオーブンの違い
レシピに電気オーブンの場合は○○℃、ガスオーブンの場合は○○℃という風に書かれて
いるものもありますが、分けて書かれていないものも多いです。
特徴としては電気の場合は予熱後にオーブンを開けると温度が下がりやすい、
ガスの場合は下がりにくいといわれることが多いです。
特に家庭用のオーブンは温度が下がりやすいという傾向があるようです。
業務用のようにパワーがない、庫内も小さいのでオーブンを開けると温度が下がりやすいのは
仕方のないことです。
最近は各メーカーも工夫していて昔ほどではないと思いますが、これは工夫が出来ます。
▽オーブンの特徴から温度を工夫する
電気オーブンの場合は、レシピに書かれている温度よりも20℃くらい高めに予熱をしておきます。
そしていざ焼く時になったらレシピの温度にもどして焼いていきます。
が、そのままの温度(+20℃)で焼いていった方がいいオーブンもあります。ここは何回もやって試す必要があります。
「焼き色がつかない!」という生徒さんもよくいらっしゃいます。
その場合は高い温度設定のままで焼いていった方がいいオーブンかもしれません。
ガスオーブンの場合は、レシピのままで大丈夫な場合が多いですが、熱周りが強いオーブンの場合は
温度を下げた方がいいものもあります。
まさにうちにあるオーブンがそれで、通常のレシピのマイナス20℃~30℃にしています。
それでほどよく焼けるのです。
これもメーカーなどによって違うのでご自分の持っているオーブンがどういったタイプなのか知ってほしいですね。
年式の違うもので同じオーブンもありますがやはり全然違うものがあります。
オーブンの中での位置によって焼きが加減が変わってくるのです。
奥、手前、右、左、上下
とその場所によって焼き具合に特徴が出てきます。
これを「オーブンのくせ」と言っています。
ではオーブンのくせの代表的なものを見ていきます。
▽焼き色が違ってくる
オーブンの中の熱のまわり方によって焼き色が変わってきます。
うちの場合でいうと一つのオーブンは手前側が焼き色が強く出ますので
途中で前後を入れ替えてあげることが必要になってきます。
でも、パンによっては入れかえなくてもいいものもあってそこは経験からの
見極めが必要になってきます。
そして、温度が下がりにくくしっかり色がつくので通常のレシピの焼成温度よりも
マイナス20~30℃くらいに調整します。
そんな工夫も何度も焼いてきて経験からわかってきたことです。
▽クープ(切れ目)の開き方が違ってくる
これは主にファンのまわり方、風の流れによって違ってきます。
熱風が当たりやすい場所は早く焼き固まってしまうのでクープが開きにくくなってしまいます。
これも位置を把握して対処が必要になってきます。
私もこれは工夫しました。熱風が強いオーブンがあって、いかに風を当てないようにするかで
シートで防御したりして何度も試して工夫してコツをつかみました。
本当にオーブンひとつにしても苦労の連続です(笑)
それぞれのオーブンの個性を見てあげると良いですね(人間と同じように)。
何回も焼いてみて、特に新しいオーブンはいろんなパンを焼いてみることが必要になってくると思います。
その特徴を知って、使いこなせるようになるとどんな種類のパンもうまく焼けるようになってきます。
とにかく使ってくせを知る、ということですね。
がんばってやってみてください^^
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