ドライ フルーツ パン – パン作りの時ドライフルーツってどうしてる?お湯で戻す?現役パン講師がお話します

天然酵母パン 作り方−ポイント、実験、裏話など

 
ドライフルーツを使ったパンは教室でも人気です。
ドライフルーツと言ってもいろいろな種類がありますよね。
レーズン、クランベリー、いちじく、デーツ、柑橘ピールなど
レーズンやいちじくはよく使う代表的なものです。
 
使い方は、生地に混ぜ込んでいく場合や、トッピングとして使う場合。
パンの他にもケーキやクッキー類にも使います。
パウンドケーキに入れても美味しいですね。
今日はそのドラフルーツについてのお話です。
 
 
**************
 

天然酵母ぱん蔵の  椿留美子です。
お山での田舎暮らしを実践、酵母生活をしています。
そんな暮らしを踏まえながら、東京と山梨でホシノ天然酵母と自家製酵母を使って、
発酵器を使わない、ほったらかしの「ゆるパン」教室をやっています。
 
ラインで直接お問い合わせはこちらから

 
 

ドライ フルーツ パン – パン作りの時ドライフルーツってどうしてる?お湯で戻す?現役パン講師がお話します

 
このお話を動画でご覧になりたい方はこちらからどうぞ。


 
 

ドライフルーツってお湯で戻して使うの?

 
ドライフルーツを入れたパンはレッスンでもよく作ります。
多いのはやはりレーズンです。
販売していた頃もレーズン食パンは人気で何種類もの食パンの中で一番に売り切れました。
それほど好きな方が多いんですね。
 
私も昔(いつだったか覚えていませんが)レーズン入りの食パンを初めて食べた時
「なんて美味しいんだろう!」と感動したのを覚えています。
レーズン食パンにバターを塗って食べるのが私のスペシャルでした^^
「レーズンとバター、合う!!」と。
小さい頃父親が、洋酒のおつまみにレーズンバターなるものを出してきて
たまーに食べさせてくれた(たまに、というのがまた特別感なんです)
そんな思い出も染み込んでいるのかもしれません。
 
それほど親しみのある「ドライフルーツ」。
どんな扱いをしたらいいのか迷うことがあるかと思います。
 
ドライフルーツ=ドライ(乾燥している状態)の果物は
そのまま混ぜていいですか?
 
と聞かれることがあります。
乾いた状態のものを使う時ちょっと迷うことがあるようです。
この答えはズバリ、ぱん蔵のレッスンでは
戻さないものが多い です。
 
その理由は「なるべくかんたんに楽に作る」をモットーとしているからです^^
ひと手間かけない、そういうレシピ作りをしているのでそのまま使います。
しかしレシピの中にはお湯で戻す、と書いてあるものもあります。
ドライフルーツをお湯で戻すということには意味があるのです。
今日はそのお話をしていきたいと思います。
 
 

ドライフルーツをお湯で戻す2つの理由

 

ドライフルーツがパン生地の水分を吸ってしまう‐理由➀

よくレシピ本などに「ドライフルーツはお湯で戻しておきます」
と書かれているのを見ることがあるかもしれません。
これはどういうことかと言いますと
ドライ=乾いている状態
ということになるので、パン生地に混ぜ込む場合は当然、
ドライフルーツが生地の水分を吸収してしまうことになります。
そのまま使う場合は厳密に言うと、ドライフルーツの水分吸収量を増やした状態でこねていかなくてはいけません。
その分の水分を補うためにあらかじめドライフルーツが水分を吸わないようにお湯で戻しておく、というわけです。
もし「お湯で戻す」と書かれていない場合でも、レシピ通りに作りたかったら戻しておく方が安心かもしれませんね。
 

ドライフルーツのコーティングを取る‐理由②

一般に販売されている(スーパーなどで)ドライフルーツはほどんとがコーティングされています。
オイルコーティングであったり、シュガーコーティングであったりします。
理由は保存状態を維持する、とか甘みをプラスして美味しく味付けをしているとか、いろいろです。
 
それを取り除くためにお湯で戻す(洗う)場合があります。
コーティングされているとちょっと味も変わってきますので、フルーツをプレーンな状態にして素材の味で使いたい場合です。
ひと手間かかってしまうので、それが面倒だなという場合はその場合は製菓材料のお店で
コーティングされていない材料を買うのもいいと思います。
 

 

ドライフルーツの汚れを取る‐理由③

ドライフルーツって案外汚れていると聞きます。
これはどんな食品にも言えることだと思いますが、抗菌処理でもしない限り
空気中にいる雑菌とは共生しているものです。
それが特にオイルコーティングしたものは汚れが付きやすいということなんです。
これは昔に聞いた話なので、今はもっと衛生状態がいいと思います。
あんまり気にしなくてもいいと思いますが、汚れを気にして「洗う」と
おっしゃっていた先生もいらっしゃいました。
 
私は何種類かドライフルーツを作っていて、自分で作るとわかるんですが、
汚れるのは当たり前?!と思っています。
時に天日干しした時は風は吹くし、枯れ葉は吹き飛んでくるしでこれが普通です。
市販のものは機械で乾燥させているので、むしろそんな心配はないってわけです^^
 
ドライフルーツの作り方が気になる方はこちらをご参考にどうぞ。
ドライ フルーツ 作り方 天 日干し – 天日干しで手作りドライフルーツを作ってみよう、田舎暮らしのぱん蔵のおすすめ作り方をご紹介
 
 
 

ドライフルーツを戻す2つのやり方

 
ぱん蔵のレッスンではそのまま使うことがほとんど、とお話しましたが
ドライフルーツを戻して使いたい場合はどんなやり方でやればいいのか
ご説明していきたいと思います。
 

お湯でもどす

早く戻したい場合はお湯で戻すのがベストです。
熱湯ではなくほんのりあったかいくらいです。
10~15分くらいで十分です。
そのあと、ペーパーなどでよく水分を切ってください。
ベタベタした状態だとまた、生地の状態が変わってきてしまいます。
 

お酒で戻す

もう一つのやり方は香りづけをしたい場合はラム酒などの
洋酒で戻しておくという方法もあります。
洋酒漬けのフルーツはクグロフやシュトーレンなどで重宝します。
 

 
どんな洋酒で戻すのか?
このフルーツにはこの洋酒が合う、とかこだわりがある場合もありますが
私はラム酒とウィスキーを使うことが多いです。
そのまま漬け込んでおいて保存しておきます。
度数の高いお酒だと常温で何年でも持ちます。
そして使う時は特に水分を切らないでそのまま使っていきます。
 
どちらのやり方もその時の作りたいパンによって変わってきます。
いろんなやり方でバリエーションを持つと楽しいですね。
 
 

ドライフルーツ好き?嫌い?

 
ドライフルーツを入れたパンや洋菓子などたくさん出回っていますが
実はけっこう好みが別れています。
というのはドライフルーツ「好き派」と「嫌い派」ということです。
生徒さんでもお子さんやご主人がドライフルーツが嫌いなので
クリスマスシュトーレンが作れない・・・とおっしゃる方もいらっしゃいます。
パンにレーズンが入ってるとそれだけ取り除いて食べている・・・とか(笑)
以前、レーズン嫌いのお子さんのママが「ぱん蔵のレーズンパンが食べられた!」
とおしゃっていましたが、この時はレーズン酵母のレーズンを酵母と一緒に
混ぜ込んだパンでした。
レーズン自体の姿が消えていて香りもなく、食べやすかったみたいです。
人参嫌いの子にみじん切りした人参入りのハンバーグを食べさせる?
ような感覚でしょうかね。
そんなふうに潰れてしまって姿がわからないと大丈夫、という方もいらっしゃいます。
 
栄養的に絶対食べたほうがいい、というものでもないので(笑)
楽しんで食べていただけたらいいと思います。
 
 

ドライ フルーツ パン – パン作りの時ドライフルーツってどうしてる?お湯で戻す?現役パン講師がお話します

 
今日はドライフルーツどうしてる?
というお話でした。
ドライフルーツを戻す3つの理由
1.ドライフルーツがパン生地の水分を吸ってしまう
2.ドライフルーツのコーティングを取る
3.ドライフルーツの汚れを取る
 
ドライフルーツの2つの戻し方、についてご説明しました。
 
いろいろな用途で使えるドライフルーツ。
そのまま食べてももちろん美味しいし、パンやお菓子に混ぜ込んでも、
トッピングしても美味しい。ぜひいろいろ使ってみてくださいね。
最近のレッスンメニューでは「デーツのショコラケーキ」が人気です。
 

 
ドライフルーツ、ぜひいろいろ利用してみてくださいね。
 
 
もっと学んでみたい、と好奇心旺盛な方!
ぱん蔵のメルマガ登録してみませんか?
自家製酵母作り7回から始まり、その後はパン作り素朴な疑問、お悩み解決のメールをお届けしています。
時にはぱん蔵の田舎暮らしのことや、ひとりごと的なコラムもあります。
登録はこちらです。
↓ ↓

 
しっかり自家製酵母をやってみたい、パン作りのコツを知りたいという方はこちら
ぱん蔵の無料メールレッスン(メルマガ登録)

 

 
レッスンについて聞いてみたい方、レッスンの情報を知りたい方
ぱん蔵のレッスンに興味がある!イベント情報がいち早くGETしたいという方はこちら。

ライン登録はこちらから https://lin.ee/6Fv4DIA

ただいま新規登録の方にはプレゼントもあります。

時には、気ままにぱん蔵がおしゃべりしてます^^
1:1のトークもできますのでお問合せもお気軽にどうぞ。
 

 
短期間でしっかり学びたい方に。
オンライングループ短期3ヶ月コース

 
3ヶ月で6種類の酵母12種類のパンを学べるスペシャルコース。
グッと凝縮された濃い内容になっています。
忙しい方、短期集中で学びたい方にぴったり。
そのほかにzoomセミナーや個人フォローもしっかりあります。
学んだパンは全て商用利用もOK。
教えたり、売ったりできます。
募集はラインでいち早くお知らせします(登録しておいてね♫)
 

 
いろいろあってどれがいいのかわからない?!という方。
全般的なお問い合わせはこちらからお気軽にどうぞ^^
 

 

お待ちしてまーす!

 
 
 

コメント

error:Content is protected !!