簡単!桃の瓶詰めの作り方〜農家さんのとっておきレシピ

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夏の果物の中でも特に人気があるのは「桃」ではないでしょうか。
私も小さい頃、「一番好きな果物は?」と聞かれて「桃!!」と答えていました。
今でも母にこのことを言われます。
うちの子供たちも桃は大好きでしたね。

山梨に移住してきて、さすが果物王国です。
桃やぶどうを食べる回数が格段に増えました♡
東京じゃ桃は高いし、めったに食べませんでしたヨ。
しかも買うんじゃないですよ、いただくんです!!
それも箱入りで〜〜〜〜(@@)
初めて一箱いただいたときはびっくりしました。


↑ 写真はイメージです。実際はきれいに並んでいるんじゃなくてごろっと積み重なっています。

ぶどうだって、さくらんぼなどもそうです。
「はねだし」と言って市場などに出せない規格外のものや傷ついたものなど、
十分食べられるけど売れない、という余ったものがたくさん出るんです。
それがありがたいことにたくさん回ってくるんです(感謝)

今季もピーク時は農家さん、毎日バケツに2杯ほど桃を捨てていたそうです。

食べられるのにもったいないじゃないですか。せめてジャムにするとか・・・

一般市民は思います。
でも農家さんにしてみれば、毎日毎日忙しい最中に処理できなくて仕方ないんだとか。
しかも桃はとってもデリケートなんで置いておくと傷みが早い。(特にはねだしは)
その日のうちに加工するなんてとてもできる作業じゃないんですね。
それでももったいと言って、忙しい合間に桃の瓶詰めを作っている方がいらっしゃいます。
その農家のお母さんの桃の瓶詰めをぱん蔵の教室で売っていて、人気商品です。

前置きが長くなってしまいましたが、、(^^;
そのとっておきの桃の瓶詰めのレシピを教えていただきました。
とっても簡単で美味しい、保存もきくという嬉しいおやつです。

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簡単!桃の瓶詰めの作り方〜農家さんのとっておきレシピ

【用意するもの】
瓶(煮沸消毒などした清潔な瓶)500ccくらいのもの
大きな鍋

【材料】
桃   適量
てん菜糖   適量
(砂糖はなんでもお好みのものでいいのですが、てんさい糖だと優しい甘みでおすすめです)

【作り方】
1.清潔な瓶の中に大さじ1〜2のてんさい糖をいれる。
2.同量の水を入れててんさい糖を溶かしておく。

3.桃をザクザクと適当に切って2の瓶の中に入れていく。
*この時に瓶いっぱい押し込むような感じでいれるのがポイント

↑ グイグイ押し込むお母さん

4.グッと押し込んで蓋を閉める。

5.鍋に水を1/3くらい入れて瓶を並べて、水から40分煮る。

6.熱々のうちにもう一度しっかり蓋を閉める。
*火傷に注意してください。こうすることによって真空になります。
出来上がり〜♪

痛んでいる部分を落としてカットしていたりすると、切っている時に
ちょっとくらいふにゃっとなったりしますが、煮ると実が引き締まってきます。
あんなにグイグイ詰め込んだのに、実が引き締まることによって詰め詰めじゃなくなるのが不思議です。

上手に真空にできると常温で1年以上保存できるのがいいですね。
出来てすぐに食べるよりちょっと期間を置いた方がおいしくなるそうです。
「お正月くらいに食べるのがいいよ」
ということでした。
生の果物は早く食べないと傷んでしまうので、たくさんいただいた時に焦りますが、
こうやって加工しておくと、いつでも食べられて便利ですね。
時期になるとよくいただく果物ですが、実はなぜか私は、あんまり自分で進んでは食べないんです。
でもこうやって常備しておくとお客さんがいらした時なんかにとっても便利。
ちょっとしたデザートになり、豪華に見えます(笑)

シロップもいっぱいできるので、ヨーグルトに入れたり、甘みを足したい時に
料理に使ったりするといいです。
お母さんはこのシロップをつかって「焼肉のたれ」を作るのですが絶品です。

なんでも手作りしちゃうのが昔ながらの田舎のやり方。
本当に勉強になります。
それも楽しくおいしく学べるのが最高ですね。

この桃の瓶詰めも「もったいない」という気持ちから生まれたものです。
他の農家さんには
「忙しい時にそんなことできない」「よくやるなあ」
と言われるそうです。
確かに、初夏〜秋は農家さんにとって1年の忙しさのピーク時です。
朝5時から畑に出て、夜は部屋でゴマや豆を選別したりと、細かい作業がてんこ盛りです。
これからは冬の野菜の種まきの準備になるそうです。
もう冬(!)の仕事が始まるんですね。
農家さんは本当に働き者だなあ、と感心します。

こうやってこの国を支えてくれてるんですね。
オフィスで涼しい顔をして働く人たちばかりじゃ、食べられないですから。
食べ物を作ってくれる人がいないと立ちゆかないですから・・・
私たちは昔からやってきた大切な「どうやって食べるか」の教えを
もう一度見直さないといけませんね。
「食」に近い農家さんに学ぶことは多いです。そして農家さんの近くにいられる田舎暮らしは貴重です。
そういった体験やお話をこれからもこちらに綴っていきたいと思います。
お付き合いいただけたら嬉しいです。

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