このところ連日にんにく掘りのお手伝いに行っています。
昨日は、ご近所の農家仲間さん(ベテランのおじいちゃんとお母さん)もいらしていました。
その農家さん仲間で、昨日ご飯を食べているときに一人のベテランお母さんが
「うちの(趣味で育てている)いちごは摘んでちょっと置いておくとすぐに傷むよ」
とおっしゃっていました。
何か話の流れでそんなことをさらっと言ったのですが、私が日頃から思っていた疑問でした。
なぜ、うちのいちごはあっという間に傷むんだろう??
今日はそんなお話をしたいと思います。
田舎ではよく作っている家庭用のいちご。いちごが傷む謎、買ったものはなぜピカピカなのか?
いちごが傷む謎、買ったものはなぜピカピカなのか?
今、うちのいちごは最盛期です。
自家栽培なので、露地栽培でもちろん無農薬。
いちごは病気にかかりやすいので、普通、無農薬のいちごなんて滅多にたべられません。
自分で作るしかない!のです。
特に、私は酵母を作りたかったので「無農薬いちご」が欲しかったのです。
うちのいちごは山のお家でいただいてきたものを増やしているので、とっても元気です。
どんどん増えていって困るぐらいです。(スペースが狭いので増やせません)
そのいちごを、赤くなったそばから摘んでいくのですが、とにかくすぐ傷むんです。
なんでだろー、買ったいちごは平気なのに・・・
とずっと思っていました。
それはいくつか理由があります。
いちごの傷む理由
いちごは高温に弱い
基本的に摘んだらすぐに冷蔵庫に入れないとダメみたいです。
摘んでしばらく常温で置いておくと傷んでしまいます。← 私の原因はこれでした
洗って保存しない
洗うと一気に傷みやすくなります。それに味も落ちますので、食べる直前に洗った方がいいです。
露地栽培だとマルチをしないと、どうしても土がついてしまいますよね。
土の付いたいちごは洗ってすぐに食べてしまうのが一番です^^
買ったいちごはなぜピカピカなのか?
これは農薬と関係あるのでは?
と思う方もいらっしゃると思います。傷みやすさと農薬の関係はよくわかりません。
ただ、はっきりしているのは「品種」だと思います。
スーパーで出回っているのは温室、ハウス栽培のもので
傷みにくい、色が良くて甘い品種
を改良されて作っています。(そのために多くの農薬がつかわれているのも確かなようですが・・・)
作りやすさよりも、出荷しやすいタイプのものが選ばれているのです。
これは大きいのではないかと思います。
そして土がつかないように、マルチをして育て、摘んだらすぐに冷蔵庫で保管されて管理されているそうです。
私たちが扱う場合にはどうすればいいか?
これは、作っていても買ってきても同じことが言えると思いますが、収穫したら
洗わないで冷蔵庫にすぐに入れる
傷つかないように気を付ける
ということでしょうか。
なんか、謎が溶けてすっきりしました。
いちごに限らず、無農薬のものは農薬を使っているものより生命力があり、強いはずなんですよね。
収穫後の扱いに原因があったということがわかりました。
いちご農家さんが管理しやすいハウスで育てるものわかりますね。
春のいちごはとても身近で、とてもいい酵母になるので欠かせません。
ご近所でもよく作られているいちご。
扱いがわかってきたらより美味しく楽しめますね。
最近は連日にんにく掘り、農家さん同士、助け合う「手間返し」です。
これは以前にもお話したことがありますが、
忙しい時期には助け合う
忙しい時期にはお互い様
という精神があって仲間の畑や田んぼを手伝いに行くのです。
もちろん大規模農業をやっているところは人を雇ってやっているところもあります。
でもそうじゃなくて、金銭を介さないやり方、身体で払う(!)というか
労力でお返しするやり方が昔からあるのです。
私も、初めて田んぼをやった時に、何もわからなくていろいろ皆さんに教えてもらい、
ものすごく手伝ってもらいました。
どうやってお返ししたらいいか相談したところ
忙しい時に手伝ってくれたらいいさ そういうもんだ
と言われたんです。
この方がお金で解決するよりありがたいんですね。
それからは忙しい時期には手伝いにいくようになりました。
事情があって、泣く泣く畑を手放したので農作業をやれるということは、ちょうど私的にもありがたかったです。
人の気持ちで働きを返しあう。
そんな風に過ごしています。
登録はこちらから https://lin.ee/6Fv4DIA
おまちしてまーす^^