夏の思い出、高原野菜の住み込み体験記「がんばる原点」

田舎暮らし

 
今日はちょっと「時には昔の話」シリーズ(?)でお話してみたいと思います。
お盆過ぎると思い出す、若い頃の思い出です。
 

小さい頃は好きじゃなかった

 
私が、「なぜ畑仕事が好きなのか」という原点のお話です。
小さい頃ははっきり言って畑仕事は好きじゃありませんでした。
小さい頃(確か小学生くらい)畑を借りていて、家族で週末になると畑仕事をやりに行ってたんですね。
歩いていける距離なんですが、けっこう山の中でした。
積極的に行ってたという記憶はなく、草ぼうぼうの道をかき分けて行ってたので
時にはヘビと遭遇したりして、行くのはおっくうでしたね。
父親が取れたてのラディッシュを食べて喜んでいたのを妙に覚えています。
小さい頃の記憶はそんな感じです。
 
 

住み込みの農作業へ

 
そんな私が21歳の時、長野の高原野菜の住み込みアルバイトをやったんです。
京都に住んでいた頃ですから、そこから長野に1ヶ月ほど出かけていきました。
なんでやりたいと思ったのかなー?
長野の高原野菜か、北海道の牧場か・・・と迷っていましたから自然の中に行きたかったんですね。
いろんな体験をしてみたかった、ということだったかな。
今思うと、そこは山梨との県境だったので現在住んでいるところに近いんですよー。
(当時は地理的なものはよくわかっていなかった)
 

 
なんでお盆過ぎると思い出すかというと、その時に農家の奥さんに
「お盆過ぎると涼しくなるよー」といわれて、本当にその通りになったことに
とっても驚いたのを思い出すんです。
 
そこは一般的な湿気の多い日本の夏のイメージとは違う、暑いけどさわやかな場所でした。
湿気が少ないんですね。だから暑くても苦痛じゃない。さわやかなんです。
そんな過ごしやすい場所でしたが、実際にお盆を過ぎると本当に空気が変わるんです!!
通り抜ける風が違う。秋の風なんですね。朝夕は涼しいというか、肌寒い感じもしました。
なんなんですかね、これは??? と(笑)
 
今住んでいるところも自然いっぱいの山の中で、お盆過ぎると秋の空気に一気に変わってきます。
そのことを感じるたびに奥さんの言葉と一緒に当時のことを思い出すんです。
 
21歳の女の子が農家で住み込みの初めての農作業体験。
京都で一緒に寮に入っていた友達を誘って2人で出かけました。
友達とは住み込む農家さんが違っていたので(親戚同士でした)一人ずつ別れました。
私が行ったのは30代のご夫婦2人暮らしのお宅です。
高原レタス、グリーンボールが主流の農家さんです。
朝から暗くなるまでとにかく収穫、箱詰め、出荷・・・の繰り返し。
壮大な畑がいくつもいろんな場所にあり、本当に終わるの?!といった量でした。
 
 

困難がいろいろ

 
まず困ったのは手首が腱鞘炎になりました。
1つ手に取れば軽いのですが、毎日毎日の野菜の重みで手首を痛めてこれは仕事にかなりの支障をきたしました。
本当に痛くて動かせなくなるんですね(><)
 
次に襲われたのは、腰痛です。
野菜をナイフで切って行くのですが、ずっと腰をかがめての作業。
もう痛くて痛くて・・・。
農家のおばあちゃんがみんな腰が曲がっているのが理解できました。
通年腰を曲げていればそうなりますね(泣)
 
そして疲労。慣れない仕事で身体がどっと疲れているけど、
休みなく次の日早朝に起きなくてはいけない。
これは一緒にいた仲間に励まされましたね。
私がくる前にもう一人女の子(年上でしたが)きていたんです。彼女にいろいろ教わりました。
彼女は私よりも早く契約期間が終わって帰ってしまいましたが、
一緒に働いてたくさんのことを教えてくれて、本当に助かりました。
 

 
そんなこんなで農作業生活が始まったのですが、なんと一緒にきた友達が耐えきれずに帰ってしまったのです。
まあ、気持ちはわかります。大変ですから。
でも後で聞いたのですが、一番辛かったのは「ハエ」だそうです。
友達のうちは家畜も買っていたので、ハエが凄かったんです。
私もそこにはよく行ってご飯をご馳走になったりしていたのですが、部屋の中にもハエ、ハエ、ハエ・・・
テーブルの上や炊飯器の上なんかに真っ黒にビッシリとハエが止まっているんです。
すごい光景でした。
もう、住んでる人たちは当たり前になっているので気にしないんですね。
私も、なぜかそんなに辛くはなかったのですが、友達はそれが一番の耐えられなかった理由だったそうです。
仕方ないですね(^^;
 
 

多分、生涯でこんな辛いことはもうない

 
身体の不調や、疲れ、慣れない生活。
炎天下の中、黙々と同じことの繰り返し作業。慣れるまでは本当に辛かったです。
こんな心身共に疲労困憊の辛い経験は初めてでした。
でも、思ったんです。
 
これができたらこの先なんでも乗り越えられる。こんなにつらい経験はもうないだろう
 
そう思うと勇気が出てくるんですね。
乗り越えたら、もう怖いものはないぞ、って。
そんなふうに自分を奮い立たせていました。
 
 

転機がくると楽しく

 
1ヶ月の約束で住み込みを始めましたが、後半に差し掛かってくると慣れてくるもんです。
腱鞘炎も腰痛もいつの間にかおさまって、体力もついてきます。
そして気候も秋の空気になり過ごしやすく仕事もやりやすい。
そうなるとなんだか楽しくなってくるんです。
 

 
楽しかったこと①
1日の農作業の間には休憩が2回あります。
その時にパンなどのおやつが出るのですが、それがけっこうボリュームがあるんです。
1日何食食べるんじゃ〜、というくらいなんですが食べちゃうんです。
そしてそのちょっとした時間が待ち遠しくなってきます。
おやつタイム、で一息つくのが楽しみでした。
 
楽しかったこと②
周りの農家さんにも住み込みで働きにきている人がたくさんいて、
私がいた間にも出入りがけっこうありましたね。
都会からきている学生さんとか、いろんな人と交流するのは楽しかったです。
1回お休みをもらってそこで知り合った友達と軽井沢へ出かけたことがありました。
そういうことも息抜きになって良かったです。
 
楽しかったこと③
農家さんたちは親戚が近いので交流がさかん。親戚同士集まってバーベキューしたり
カラオケしたりして一緒に仲間に入れていただきました。
いつもは仕事の鬼のように淡々と働いていて、「この人たち宇宙人?」と思うくらい
なんですが、実は遊ぶのも好きということがよくわかってほっとしました。
知識も豊富なので、自然に関すること、花の名前や気候についてとかいろいろ勉強にもなりました。
 
 

ある夏の思い出

 
楽しくなってきたらお別れの時、ということになるものです。
最後は本当に寂しかったです。
自分が農作業が好きだってこともわかりましたし、ずっとやってもいいなと思いました。
こういう人生もあるんだって、また人生を歩めるとしたら一つの選択肢だなって。
 
別れてからも農家さんとは交流があり、その年の冬には遊びにいかせてもらいました。
農家の冬!
この方達は夏のシーズンに1年分の収入を得るので、冬は基本的にはおやすみなんです。
すごいですね、そんな暮らし方があるんですね。
けっこう自由に遊んでいましたよ。スキーやったり、パチンコ行ったり。
(もちろん働く人もいますよ!)
 
そして、まだ飽き足らず次の夏にも短期間ですが、働きにいかせてもらいました。
今度は要領がわかっているので最初からスイスイと^^
本当にいい経験でした。
私の「がんばる原点」はここにあります。
 

 
 
夏の高原野菜を売っているのを見ると思い出します。
きっと今も同じやり方で農家さんたちは出荷されているのでしょう。
 
お世話になったご夫婦。もう20年以上経ってしまいましたが、お元気かな?
ふとそんなことも考えます。
今まで歩んできて、出会った人たちみんな今でも交流があるわけではありません。
その時その時で、出会いを味わって行くしかないんですよね。
今までの出会い、今現在の出会っている人たちとの時間を大切にしていきたいと思います。
そしてこれからの出会いを楽しみに。
 
今日は昔のお話にお付き合いいただきありがとうございました。
夏になると思い出す、私の青春時代(今もそう思ってますが)の出来事でした。
たまにこうやって掘り下げて思い出すのもいいものですね。
 
やっぱり自然が好きです。
自然界の怖さ、天災などもありますが受け入れて共生していくということです。
 
ではでは。
 

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