ハーブ 酵母 – しその実で酵母を起こす ほったらかしパンの先生の秋の自家製天然酵母のおすすめ

天然酵母パン 作り方−ポイント、実験、裏話など

食欲の秋、収穫の秋・・・
秋はおいしいものがいっぱいですね。
果物をはじめ、野菜もいろいろ豊富にあります。
そんな中、自家製酵母をやっていらっしゃる方は
「なんの酵母を起こそうかな」と楽しみな季節でもあります。

今日はその中でも「しその実」をテーマにお話してみたいと思います。

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天然酵母ぱん蔵の  椿留美子です。
お山での田舎暮らしを実践、発酵生活をしています。
そんな暮らしを踏まえながら、東京と山梨で自家製酵母を使って、
発酵器を使わない、ほったらかしの「ゆるパン」教室をやっています。

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しそ 酵母 – しその実で酵母を起こす ほったらかしパンの先生の秋の自家製天然酵母のおすすめ

 

身近なもので自家製酵母

自家製酵母を作るなら
「やっぱり果物かしら?」
とも思われるかもしれません。
本当に果物が豊富でおいしい季節ですから!!
私が住んでいる山梨もフルーツ王国と呼ばれるだけあっていろんな果物がわんさか溢れていますよ♡
やっぱりフルーツ?!と思いがちですが、これはたくさんの方がやっていらっしゃる。

そこで今回のおすすめの酵母・・・
しその実酵母
です。

シソって家庭菜園で結構作っていらっしゃる方多いですよね。
育てるのも簡単で強いのでほったらかしでも増えていくシソ。
東京でも、「うちにあります!」という方は結構いらっしゃいます。
お金をかけないで、気軽に作れる酵母をおすすめしているぱん蔵としては
願ったり叶ったりの酵母です。

シソは秋の入り口になってくると実をつけてきます。
真ん中からグイーンと伸びた枝にたくさん実をつけます。
この実を見ると季節の移り変わりを感じます。

「もう、終わりだね」っていうシソを再利用。
香り豊かで、パン生地の発酵力も素晴らしい。
ぜひ作ってみていただきたい酵母です。

簡単な自家製酵母の作り方

自家製酵母って難しい(><)
という印象はどうやら最初は拭えないらしいです。
そうだと思います。
「これって出来てるの??」
って話からですからね。この見極めはやはり経験が必要かもしれません。

しかし、作ることは簡単です。
清潔な瓶に素材を入れて水(お湯)を入れておくだけ。

どのくらいの量の素材で、水(お湯)はどんな割合じゃ〜〜〜???
となるかもしれませんが、
素材は瓶に6〜7割程度
水はかぶるくらい
簡単過ぎですね(笑)

ちゃんと分量を言ってくれないとわからない・・・
という方もいらっしゃるかもしれません。
レッスンでは分量何グラム、というふうにご説明していますのでご安心を。

でも、適当でもできるんです。
けっこういい加減でちゃんと酵母起こしは出きちゃうものです。
自然の力は偉大ですね。
さあ、レッツトライです〜♪

自家製しその実酵母でパンを焼く

さあ、酵母液が出来たらパンを焼いてみます。

シンプルな丸パン

ぱん蔵の基本のシンプルパン、
小麦粉、てんさい糖、天日塩
のみの材料に水分は酵母液を加えてストレート法というやり方でやってみました。

シンプルな丸パンにもバターなどの油脂やスキムミルクなどを
加えて作る方は多いですが、今回はその乳製品や油を使わないで
本当に3大要素のみで焼いています。
(ぱん蔵のパンはそんなパンが多いです)
さてさてどんなパンが出来上がるか。

しその実酵母液はどんな?

出来上がった酵母液は中身の実を取り除きます。
その液体の香りのよさ♡
しその芳しいいい香りが広がります。
この段階ですでにうっとり。
その自家製酵母液を使ってパンをこねていきますが、こねている時も
いい香りに包まれます。

これは香りのいい果物などもそうですが、こねている時も
周囲に香りが漂うので癒しの時間。自家製酵母ならではの醍醐味であります。
そして焼き上がったあとのパンを割ってみるとふんわりとシソの香りが♪
至福の時ですね。

しその実酵母の丸パン

パン生地もとてもよく発酵しました。
元気のいい酵母です。
ちょっと大きめの丸いパンに成形して焼いてみました。
よくこねて、室温でほったらかしのじっくり発酵です。
一次発酵も生地はよく膨らみましたが、二次発酵も順調にふんわりと大きくなりました。
とてもシンプルな材料で、シンプルな工程で作ったパンです。
そのシンプルさにマッチした感じです。
ふんわり焼けてうまみもあるので、そのままパクパク食べてもおいしいパンが出来上がりましたよ!

自家製酵母の3つの醍醐味

自家製酵母を作る時、特にいい香りの素材を利用する時です。
よくお話ししていることですが、
自家製天然酵母のは私たちを香りで3回楽しませてくれます。

1つめは酵母液が出来た時
2つめは生地をこねている時
3つめは焼き上がった時

どの時も香りで癒されます。
素材自体がとてもいい香りを持ったものは本当に特別ですね。
1つの素材がこんなに何回も私たちを楽しませてくれる酵母の力ってすごいです。
自家製の天然酵母の醍醐味です。

ハーブ 酵母 – シソの実で酵母を起こす ほったらかしパンの先生の秋の自家製天然酵母のおすすめ まとめ

今回は秋の味覚がたくさん市場に出回っているにもかかわらず、
庭の雑草とともにたくましく成長したしその実を使って酵母を起こしてみました。

シソは家庭でも手軽に育てられるし、夏には欠かせない香草です。
そのしその葉っぱがもう固くなってきた秋。もう終わりだなあ、と
実をいっぱいつけ始めた頃、「普通ならシソに季節が終わった」と思うのですが
実が活躍するのはこれからです。
もう一つのお楽しみですね^^
お庭で手に入れられて(お店で売っているところもあるみたいですが)
それでおいしいパンが焼ける。
とても得した気分です。

余談ですが、このしその実、お醤油に漬け込んで
「シソ醤油」を作るとこれまたおいしいですよ。


香り醤油として、焼き魚、お刺身、冷奴などにも合います。
ぜひお試しください。

最後まで色々な工夫を凝らして使い切る。
先人たちがやってきたことです。
使い捨てになっている現代、もっと見習っていきたい。
私たちの暮らしの中で何ができるのか、植物をみていると改めて感じさせてくれます。

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