パン マット 使い方 – パンマットってあった方がいいの?3つの特性と使い方を天然酵母パン講師が解説

天然酵母パン 作り方−ポイント、実験、裏話など

パンを作り始めていると、いろんな道具類があることがわかってきます。
特になくても大丈夫なもの
あった方が便利なもの
持っておきたい必須アイテム
などなど。初心者の方はよくわからないものもあると思います。

ぱん蔵のレッスンでは、なるべく家庭にあるもので代用できるようにしていますが
それでも、「こんなアイテムもあるよ」ということを知ってもらうために
ご紹介することもあります。

そんなアイテムの一つに
パンマット
というものがあります。
今日はそのパンマットのお話です。

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天然酵母ぱん蔵の  椿留美子です。
お山での田舎暮らしを実践、発酵生活をしています。
そんな暮らしを踏まえながら、東京と山梨で自家製酵母を使って、
発酵器を使わない、ほったらかしの「ゆるパン」教室をやっています。

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パン マット 使い方 – パンマットってあった方がいいの?3つの特性と使い方、お手入れを天然酵母パン講師が解説

パンマットはどんな時に使う?

「パンマット」は「キャンパス生地」とも呼ばれ厚手の綿布でできています。
主に、生地を休ませる時に使っていきますが、ぱん蔵のレッスンではいつも
使うわけではなく、たまに登場します。
普通の家庭では持っているものではないですからね。
「パンマットはあった方がいいんですか?」
という質問もよく受けます。

はっきり言って、パンマットはなくても焼けます。
じゃあ、なくてもいいじゃん。と思われるかもしれませんが、
パンマットには役割もちゃんとあるのです。
ではパンマットはどんな時に使うのでしょうか?

私が主に使う時は柔らかい生地を扱う時です。
フランスパン系の生地、バケットやリュスティックといった生地です。
先生によっては、パンの種類にこだわらずにどんな生地でもその上で
成形したり、ベンチタイムをしたりする方もいらっしゃいます。
工夫次第でいろいろな使い方ができるんですね。

パンマットの特性3つ

 

生地がくっつきにくい

このマットは「キャンパス生地」とも呼ばれると言いましたが
この生地は表面がちょっとボコボコしています。
そのボコボコのおかげで生地がくっつきにくいということがあります。
柔らかい生地は形が崩れやすいので扱いが難しいですが
そういったものでも生地を休ませるのには便利なんですね。

柔らかい生地の時、二次発酵に使います。
柔らかい生地はパンマットにおく場合は打ち粉をたっぷりして生地を乗せます。
その時に生地の成型が崩れないようにうね(畝)を作ります。


そうやってそのくぼみの中に生地を入れて休ませます。

余分な水分を吸収

あと、パンマットのいいところは、柔らかい生地は水分が多いので
扱いにくくて成型も崩れやすいのですが、パンマットにおくと
余分な水分を吸収してくれる働きもあります。

形を支えてくれる

そして、うねを作ってそこに生地を乗せていくので、シートの上で発酵させて
いくよりも形の崩れ防止にもなります。
柔らかい生地だとどうしても発酵させていくと横にだらっと伸びていく傾向に
ありますが、うねによって横が支えられているのでダレにくいんですね。

ぺちゃんとなりにくい、形を保ちながら発酵させていくことができる。
そう言った役割があります。

そして、打ち粉もたっぷりしているのでパンマットから天板へ移し替える時も
思ったよりやりやすいのです。

お手入れの仕方は?

使ったあとは、打ち粉が結構ついていますので、まずその打ち粉をざっと
叩いて取り除き、カードなどで汚れをきれいに落とします。
余分な小麦粉などをシュシュっと落としていくといいです。
そして、水分も吸収していますのでよく乾かしておきます。

一般的にはこう言ったお手入れでいいと言われますが、私の場合は洗っちゃいます。
洗うと、ボコボコした表面がなくなってしまうと言われるんですが(^^;
結構平気です。洗濯機でガーっとやっちゃいます。
( ↑ 邪道だと言われるかもしれません)

あとは手洗いで水洗いするという方もいらっしゃいます。
洗剤のにおいが付くのがいやだということですね。
やっぱり口に入るものを扱うので、においが気になるというのはわかります。
洗濯洗剤のにおいって結構強いものもありますからね。
合成洗剤だとそうかもしれませんが、身体にも環境にも優しい洗剤を選ぶといいかもしれませんね。

こう見ると、なんだか手入れも面倒臭そう・・・と思って使うのやめようと
思われるかもしれません。が、そんな理由で使わないのはもったいないなとも思うので、
ラクしましょう!
洗濯機でガーっといってもOKです^^
その場合は、やはり大まかに小麦粉は取り除いてからにしてくださいネ。
どんどん使ってもらって、消耗品だと思って使い込んでいっていただくといいと思います。

パン マット 使い方 – パンマットってあった方がいいの?3つの特性と使い方を天然酵母パン講師が解説 まとめ

いかがでしたでしょうか?
はっきり言ってパンマットはなくても大丈夫です。
ただ、柔らかいパン生地を扱う時には便利です。
それは

①表面がボコボコしているのでくっつきにくく生地を寝かせるのにいい
②余分な水分を吸収してくれる
③成形の形を支えてくれる

という、柔らかい生地特有の扱いにくさをカバーしてくれるということです。
バケット生地をシートに移す時もやりやすいです。

ちょっとお手入れが大変という印象もありますが、消耗品と割り切ってバンバン
使っていいと思います。(洗濯機でガーっととか)
自分の使いやすい大きさにカットしてもいいでしょう。

私の個人的な意見としては、パンマットは持っててもいいし、持ってなくてもいいかな。
それぞれ皆さんの感じ方で、「なんて便利なんだ!」と思われた方は
購入してどんどん使っていただけたらいいと思うし、
「なくてもいいや」という方はそれはそれでいいと思います。
皆さんが日常どんな生地を扱い、どんな種類を焼くことが多いのか、
頻度や好みによって決められたらいいと思います。

ご参考になれば嬉しいです。

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