食の安全 – 添加物って身体に悪いの?わかりやすかった「美味しんぼ」の101巻 「食」に関わるパン講師が出した結論

田舎暮らし

私は事あるごとに「食」についていろいろお話しています。
別にこうあるべきだ、と理論を語っているわけではなくて、
私はこうだったよという経験談です。
実は今日もレッスンのときにいろいろお話してしました。
生徒さんはもちろん「パン作り」を習いに来てくださっているのですが
それだけじゃなくて「食」についても関心が深くよく耳を傾けてくださる方ばかりで私が感心してしまうこともたくさんあります。

今日は

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食の安全 – 添加物って身体に悪いの?わかりやすかった美味しんぼの101巻 「食」に関わるパン講師が出した結論

ということをちらっとお話してみようと思います。

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天然酵母ぱん蔵の  椿留美子です。
お山での田舎暮らしを実践、酵母生活をしています。
そんな暮らしを踏まえながら、東京と山梨で自家製酵母を使って、
発酵器を使わない、ほったらかしの「ゆるパン」教室をやっています。

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「食」に関心をもったきっかけ

そもそもなんで「食生活」というものにこんなに関心をもったのか。
私は長い間、舞台のお芝居をやってきていました。
若い頃は貧乏な一人暮らし、お風呂もないアパート暮らしでその日に何を食べようか
というくらいのアルバイト生活。
スーパーに買い物に行っても店をぐるっと回って何も買わずに出てくることもよくありました。
本番近くになると稽古も大詰めに入り、その辺のコンビニで買った適当なものを
お腹に詰めて空腹をしのいでやっていた、本当に適当な日々でした。
もともと自然食には興味があったのですが、なにしろ貧乏でその日暮らしだったので
あまり縁がなかったのです。
それがどうしてこんなに気にする、気になるようになっていったのか。

一番のきっかけは「子どものアレルギー」です。
私はもともとアレルギー性鼻炎でしたがあんまり自分のことは気にしたことはありませんでした。
それが、子供のことになると違うんですね。
最初の子供は卵アレルギーでした。
今でこそ、赤ちゃんの時はなるべく遅く食べさせていった方がいいと言われるようですが
当時は〇か月から卵黄、〇か月から卵白・・・
というマニュアルがあってその通りにするものだと思っていました。
そしてその通りにしていって、卵白でアレルギー反応を起こしてしまったのです。

アトピー性皮膚炎もありました。
これも結構深刻でした。
これを何とか改善したくて色々調べ始めたのです。
そこで出てきたのが「食べ物」でした。
添加物がアレルギーを引き起こす可能性がある、という事。
そしてできれば農薬も避けたい。
そんなことを考えてまずできることからと思いそんな食べ物を使うようになったのです。
それが良かったのかわかりませんが、大きくなるにつれてよくなっていきました。
卵アレルギーはなくなり、アトピーも良くなりました。
ただ、喘息と花粉症が出てきました。(アレルギーマーチというものだそうです)
状態が変わってきましたが、まだまだ油断できないということです。
とにかく食べ物と皮膚のケア、洗剤など気を付けていました。

長男が落ち着いてきたころ・・・

2番目の子供はやはり皮膚はアトピーっぽくて乳アレルギーでした。
母乳で育っていましたが、保育園に入れることを考えてミルクを試すと
全身が真っ赤っか。アレルギーだと分かりました。
とにかく乳製品は与えないようにして、卵も控えました。
そのうち喘息が出てきて、こちらは長男よりひどかったです。
朝方、夜中とよく病院に通ったものです。

こういった子供のことが、私が「食べ物」や「環境」(特に水、空気)に関心を持ったきっかけだったのです。

添加物や農薬の未知な部分

実際に添加物が悪い?農薬が悪い?
などといっても、正式に科学的に証明されているわけではありません。
もちろん、有害だと認められたものに関しては禁止されたものもあります。
しかし認められているものの多くは

可能性があるのではないか

という程度で確定されていないのでそのままなのです。
でも、可能性があるのでは・・・という事でも親は行動します。
少しでも良い方向に向かうのならという願いです。

健康な人には害がない。
ほとんどの人にはすぐには影響がでないのでわからないのです。

調子が悪い、アレルギー反応かも?と思ってもちゃんと証明することができないので仕方ないんですね。
これは私にもわかりません。
何代か先に何か影響が出るのかもしれないし、何もないかもしれない。
何か影響があっても、何が原因なのか証明するのもかなり困難なことです。
やみくもに非難することもできません。

ただ人生の中でこうやって調べて考える機会を得たことはとてもよかったと思っています。
親子共々健康体だったら考えもしなかったことです。
おそらく、食べ物についても地球環境についても今ほど関心がなかったでしょう。
そんな大切な機会を与えてくれた子供たちに感謝しています。
私にとても大切な問題を提起してくれたのです。

「美味しんぼ」101巻 がおもしろい

添加物の問題にしたって「自然でない」ことは分かっていても身体に対して
どうなのか?ということはよくわかりません。
いろいろな検証が行われているようですが、まだまだ解明されていないということです。
そんな添加物のお話を分かりやすく描いてくれていたのが
「美味しんぼ」という漫画本です。
ある紹介文で見つけて読んでみたのですが、とても分かりやすい。
登場人物が実在の方で、元添加物専門商社のトップセールスマンというのも説得力がありますね。
その方がおっしゃっているのが
「消費者は添加物の被害者ではない、消費者は添加物が大好きなんです」
ということです。
むむ・・面白くなってきましたね。
こういう切り口で来るんです。確かに、そうです。

よく農家さんとも話しますが、みなさん曲がったキュウリや虫食いの無農薬野菜がいいと言いますね。
でもみんな言ってることと行動はまったく違うんです。
みんな虫食いの野菜は買わない。
消費者は農薬たっぷりのきれいな野菜を買うんです、とおっしゃいます。

同じことを言っている(!)と感じました。

そうなんです。
私たちは言っていることと行動していることが違うことがとても多いのです。
理想は口で色々と言えます。
しかしいざとなったら行動は違ってくる、とそういったことが本当によくあるんです。
自分の胸に手を当てて考えてみるとなるほどと思えます。

私が今思っていること

私は本当のところはよくわかりません。
でもアボリジニ(原住民)が言っているように7代先の子孫のことも考えて生活する
ということはとても大切なことだと思います。
7代先・・・なんて気の遠くなる未来ですが、せめて孫の代くらいまでの幸せを考えたいと思います。

ある児童文学書の中にこんなことが書かれていました。
「最大の環境汚染は家族の幸せを守ることから始まる」
衝撃を受けました。
つまり、最も身近な幸せ(居心地の良さ)を守るために環境が壊されている、ということです。
自分の幸せのために、ちょっと離れた他人の居場所はどうだっていい、ということです。
そんなふうに考えたことはありませんでした。

私はどういう暮らしをしていこう、何を思って行動していこう。
そんなことを「食」の問題、添加物や農薬、環境の問題は考えさせられるのです。
まだまだ結論は出ませんが、そういうことを気づかせてくれた子供たちには
本当に感謝しているのです。

母親になって気づいたことがたくさんあります。
貰ったものもたくさんあります。
私の中に影響をたくさん受けました。
これからも、考え続けていくのでしょう。
みなさま、よろしくお願いいたします。

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