ベーキングパウダーなし!天然酵母で作る「発酵菓子」が劇的に美味しい理由と驚きの食感

天然酵母パン 作り方−ポイント、実験、裏話など

今日のテーマは、

「ベーキングパウダーを使わない、香りと食感が劇的に変わる発酵菓子の深い世界」

についてお話ししたいと思います。

 

皆さんは、マフィンやパウンドケーキ、スコーンなどのお菓子を作るとき、何を入れますか?

小麦粉、バター、砂糖、卵…

そして、生地をふんわり膨らませるために

「ベーキングパウダー」

を使いますよね。

 

あるいは、ケーキ作りなら卵をしっかりと泡立てて、その気泡の力で膨らませるという方法もあるかと思います。

でも、私の教室「ぱん蔵」では、お菓子作りでもベーキングパウダーを使わないんです。

 

「えっ、じゃあ何を使って膨らませるの?」

「そんなことできるの?」

 

と驚かれることも多いのですが、パン教室ですので、代わりに何を使うかというと…

それは「酵母(こうぼ)」です。

 

先日、プロ向けの講座でこの「発酵菓子」のレッスンを行いました。

コースの中に組み込まれている内容なのですが、これがもう、生徒さんに大好評でして。

 

「先生、これすごく美味しいです!」

「香りが全然違う!」

「今まで食べていたお菓子は何だったの!?」

 

と、何人もの方が目を輝かせて言ってくださるんです。

 

私自身も、やっぱり発酵菓子は美味しいなぁと心から思います。

普通のお菓子とは、もう全然違う次元の食べ物なんですね。

でも、「発酵菓子」という言葉自体、まだあまり知られていないかもしれません。

「発酵菓子って何?」という方も多いと思います。

 

そこで今日は、一度食べたらもう戻れないかもしれない(笑)、

天然酵母で作る発酵菓子の魅力と、その深い世界について

じっくりお話ししたいと思います。

 

**************

天然酵母ぱん蔵の  椿留美子です。

お山での田舎暮らしを実践、発酵生活をしています。

そんな暮らしを踏まえながら、東京と山梨で自家製酵母を使って、

発酵器を使わない、ほったらかしの「ゆるパン」教室を2009年より始めました。

現在は仕事で使いたい方、深く極めたい方向けのプロ向け講座をやっています。

ラインで直接お問い合わせはこちらから

 

毎朝メールより音声配信をしています。

このお話を音声で聞きたい方はこちらから

 

 

発酵菓子とは?ベーキングパウダーのお菓子との決定的な違い

まずは、一般的なお菓子と発酵菓子の作り方の違いから見ていきましょう。

 

化学反応で膨らむ「即席」か、酵母が育てる「熟成」か

 

普通のお菓子作り(マフィンやスコーンなど)では、ベーキングパウダーや重曹を使います。

これらは、水分と熱が加わった瞬間に化学反応を起こして、一気にガスを発生させ、その力で生地を膨らませます。

 

だから、材料を混ぜ合わせたら、

「すぐにオーブンに入れて焼く」

というのが鉄則ですよね。

 

生地を寝かせてしまうと、ガスが抜けて膨らまなくなってしまいます。

これに対して「発酵菓子」は、パン作りと同じように「酵母の力」で膨らませます。

 

酵母菌が生地の中の糖分を食べて、炭酸ガスとアルコールを出しながら、

ゆっくりゆっくり生地を持ち上げていくんです。

 

ですから、生地を混ぜてから焼き上げるまでに、

数時間じっくりと発酵させる時間が必要になります。

 

手間ひまかけるからこそ生まれる「深み」

 

「えっ、数時間も待つの? めんどくさい…」

と思われた方、いらっしゃいましたか?(笑)

 

確かに、「混ぜてすぐ焼ける」という手軽さはありません。

でもね、この「待つ時間」こそが、すごく大事なんです。

 

ただ単に生地が膨らむのを待っているだけではありません。

この時間の間に、目に見えない酵母たちが一生懸命働いて、生地の中で

熟成

が進んでいるんです。

 

粉の芯まで水分を行き渡らせ、粉本来の旨みを引き出してくれています。

「待つ」といっても、基本的にはほったらかしでOKなので、実は作業自体はとても楽なんですよ。

 

家事をしたり、本を読んだりしている間に、酵母がお菓子を美味しく育ててくれる。

そう考えると、楽で美味しいものができる!楽しい時間に思えてきませんか?

 

 

一度食べたら戻れない!発酵菓子が持つ3つの魅力

 

プロ講座の中で、発酵菓子が焼き上がった時、オーブンを開けた瞬間に生徒さんが

「わぁっ!」

「おー!」

と歓声を上げることがよくあります。

そのふっくらとした膨らみにも驚かれるのですが、食べてみるとさらに驚きが待っています。

具体的にどんな違いがあるのか、3つのポイントに分けてお伝えしますね。

 

1. 香り:バターと酵母が織りなす芳醇なアロマ

まず一番の違いは「香り」です。

 

ベーキングパウダーには、基本的に香りはありません(種類によっては独特の匂いがする場合もありますが)。

 

でも、酵母は発酵中にアルコールや、フルーティーな香りの成分をたくさん生み出します。

お菓子作りで使うバターや卵の甘い香りに、酵母が生み出す複雑で芳醇な香りが重なると…

 

なんとも言えない、

ふくよかで奥行きのある「いい香り」♡

になるんです。

 

焼き上がりの香りを胸いっぱいに吸い込む瞬間は、本当に幸せな気持ちになります。

これも、発酵菓子作りならではの楽しみの一つですね。

 

2. 食感:サクほろではなく、しっとりもっちりの口どけ

 

次に「食感」です。

ベーキングパウダーを使ったお菓子(特にスコーンやマフィン)は、「サクッ」「ホロッ」とした食感になりますよね。

いわゆる「ザ・お菓子」という軽さです。

一方、発酵菓子の場合は、「しっとり」「もっちり」とした独特の食感になります。

そして何より、口どけが良いんです。

 

ケーキとパンの「いいとこ取り」をしたような、不思議な食感と言えば伝わるでしょうか。

例えばマフィンなら、食べた時に口の中の水分を奪われません。

パサパサして飲み物がないと食べられない…なんてことがないんです。

しっとりとした潤いが残るので、飲み物がなくても美味しく食べられるほどの

「保水力」があります。

これは、時間をかけて発酵させることで、粉と水分がしっかりと馴染んでいる証拠でもあります。

 

3. 満足感:心の空腹も満たす、エネルギーの密度

 

そして3つ目は「満足感」です。

生徒さんからもよく言われるのですが、

「食べた時の満足感が全然違う!」

とおっしゃいます。

 

酵母菌の力で膨らませたお菓子は、お腹にしっかりとたまります。

 

物理的な満腹感はもちろんですが、なんというか

「心と胃袋の満足感が高い」んです。

 

たった一つ食べただけでも、「あぁ、美味しいものを食べたな」という幸福感に包まれる。

エネルギーの密度が濃いというか、

丁寧に作られたもの特有のパワーがあるように感じます。

 

先日のレッスンでは、甘いパンの他にマフィンとケーキを作りましたが、

「これが酵母の力か…!」

と、何回作ってもその出来栄えに感動しますね。

 

 

身近にある発酵菓子:シュトレンやパネトーネも仲間

 

「発酵菓子って、あまり見たことないかも」

と思われるかもしれませんが、実はお店でもよく見かける有名なものがあります。

例えば、クリスマスの時期に食べるドイツの

「シュトレン」

それから、イタリアの

「パネトーネ」

 

これらはドライフルーツなどがたっぷり入っていますが、どちらも酵母を使って発酵させて作る

「発酵菓子」の代表格です。

 

これらに共通する特徴をご存知ですか?

そう

日持ちがする

こと、そして

日が経つほど美味しくなる

ことです。

 

シュトレンなどは、焼いてすぐ食べるよりも、1週間、2週間と寝かせてから食べる方が美味しいと言われますよね。

これはまさに「発酵の力」なんです。

 

時間が経つごとに素材同士が馴染み、熟成が進んで、味わいが深く変化していく。

「劣化」するのではなく、「熟成」していくお菓子

これが発酵菓子の真骨頂です。

 

 

日々の生活の中では、なかなか出会う機会が少ないかもしれませんが、

こうした伝統的なお菓子にも酵母の知恵が生きています。

 

 

【プロ志向の方へ】発酵菓子が「選ばれるお店」の強みになる理由

 

私の教室には、プロを目指す方や、すでにパン屋さんやカフェをされている方も多く通われています。

そんな皆さんにこそ、私はこの「発酵菓子」をおすすめしています。

なぜなら、

パン屋さんの焼き菓子コーナーでも、まだ「発酵菓子」を置いているお店はほとんどないから

です。

 

普通のマフィンやスコーンは、どこでも買えます。

コンビニでもスーパーでも、手軽に手に入ります。

でも、「天然酵母でじっくり発酵させた、しっとりマフィン」は、まず見かけません。

 

 

だからこそ、これを自分で作れるようになる、あるいは商品化できるというのは、

ものすごい強み(差別化)になります。

 

「ここでしか食べられない味」

「一度食べたら忘れられない食感」

 

これをお客様に提供できることは、お店のファンを増やす大きな武器になるはずです。

実際にプロ講座の生徒さんたちも、この可能性に気づいて目を輝かせていました。

 

 

まとめ:待つ時間は、豊かさを育む時間

今日は「ベーキングパウダーを使わない発酵菓子の世界」についてお話ししました。

現代は、何でも「早く」「簡単に」「効率よく」できることが良しとされる時代です。

混ぜてすぐ焼けるお菓子も、もちろん便利で素晴らしいものです。

 

でも、あえて「時間をかけて育てるお菓子」を作る。

 

そこには、効率化では絶対に出せない「深み」があります。

 

酵母という生き物の力を借りて、ゆっくりと生地が変化していくのを待つ。

その時間は、ただの待ち時間ではなく、美味しさを育む豊かな時間です。

もしどこかで「酵母マフィン」や「発酵スコーン」といった名前を見かけたら、ぜひ一度食べてみてください。

 

お店で売っているものは、安定させるために酵母の他にベーキングパウダーやイーストを併用していることも多いですが、もし

「100%酵母で作りました」

というものに出会えたら、もう迷わず飛びついてほしいと思います(笑)。

 

発酵の世界はパンだけではありません。

お菓子の常識さえも変えてしまう、酵母の力。

本当に面白いので、機会があればぜひ、作ってみたり、食べてみたりしてほしいなと思います。

 

このブログでは、パン作りのこと、自家製酵母のこと、発酵食のこと、そして昔ながらの自然な生き方について発信しています。

今日のお話が、皆さんの暮らしの中で少しでもお役に立てたら嬉しいです。

それでは、今日も元気に頑張っていきましょう!

 

田舎暮らしとパン作り〜ぱん蔵の暮らしを配信

 

メルマガ読者さまに毎朝限定ラジオ配信しています。登録してね!

” 森の中で暮らす ”

自家製酵母パン講師が 発酵と暮らしのことを、そっとお話🤫

 

・自家製酵母パン作りのこと

・発酵食のある暮らし

・昔ながらの暮らしに時間をかける自然な生き方

 

 便利さよりも、 心地よさ

早さよりも、 自然なリズム

=そんな自然体で暮らしたい方= へお届け!

もっと学んでみたい、と好奇心旺盛な方! ぱん蔵のメールレッスン登録してみませんか?

酵母作り7回から始まり、その後はパン作り素朴な疑問、お悩み解決のメールをお届けしています。
時にはぱん蔵の田舎暮らしのことや、ひとりごと的なコラムもあります。

登録はこちらです。
↓ ↓

しっかり自家製酵母をやってみたい、パン作りのコツを知りたいという方はこちら
ぱん蔵の無料メールレッスン(メルマガ登録)

 

 

ライン登録で \\ 豪華5大特典プレゼント中 //

①12ヶ月の酵母作り方 & ポイント動画12本
②初めての酵母作り7日間無料レッスンメール
③酵母パン作りお悩み5分で解決動画52集
④酵母で作るこねないパンレシピ5選
⑤プロがすすめるパン作りの道具12選

♢ーーーーーーーーーーーー♢

✨合計88個のプレゼント✨

♢ーーーーーーーーーーーー♢

超有料級の特大版です✨
ぜひ受け取ってくださいね。

ライン登録はこちらから https://lin.ee/6Fv4DIA

時には、気ままにぱん蔵がおしゃべりしてます^^

 

 

いろいろあってどれがいいのかわからない?!という方

全般的なお問い合わせはこちらからお気軽にどうぞ^^

 

お待ちしてまーす!

天然酵母パン 作り方−ポイント、実験、裏話など
カテゴリー
自家製酵母 パン教室 – 山梨/東京の自家製天然酵母パン教室なら【ぱん蔵】
error:Content is protected !!