ほったらかし パン 膨らまない – ほったらかしパンで膨らまないという失敗をしないためのコツやポイントを、天然酵母のパン教室の先生がご紹介

天然酵母パン 作り方−ポイント、実験、裏話など

「ほったらかし」ってあんまりいい意味だと思わないことが多いかもしれません。

ちゃんと見ていない
お世話していない
かまってあげない

というようなことが思い浮かびます。
じゃあ、パンでいうと?
生地をこねたら発酵という長い工程があります。
その時間「そのまま置いておくだけ」というほったらかしです。
それも部屋の中に、何時間も。半日〜長い時は一日中。

それでいい状態の生地にしていくことを覚えると、とてもパン作りが楽に楽しくなってくるんです。
その「いい状態」というのができない、膨らまない・・・
というお悩みの方もいらっしゃいます。
今日は、そんなほったらかしのお話です。

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天然酵母ぱん蔵の  椿留美子です。
お山での田舎暮らしを実践、酵母生活をしています。
そんな暮らしを踏まえながら、東京と山梨で自家製酵母を使って、
発酵器を使わない、ほったらかしの「ゆるパン」教室をやっています。

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ほったらかし パン 膨らまない – ほったらかしパンで膨らまないという失敗をしないためのコツやポイントを、天然酵母のパン教室の先生がご紹介

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ほったらかしてみたけど膨らまない

冒頭でもお話しましたが、パン作りにおいての「ほったらかし」というのは
ここでは発酵時間のことを言っています。
通常はパンの生地発酵というのは発酵器に入れて時間と温度管理をしていくものです。
けっこう細かく設定しているところが多いです。

それを、室温でお部屋の中でほったらかし?!
部屋の中ってその日によって温度が違うし、時間設定は?
そんなんでちゃんとパンが焼けるの??

そう思いますよね、普通。
しかし、それをもう20年近くやってきてるんですよ。
とっても美味しく焼けます^^
しかし、うまく膨らんで美味しく焼くコツを体得するには時間がかかった気がします。
誰も教えてくれませんでしたから(^^;

膨らまない、固くなる、時間はどのくらい?生地の加減がわからない・・・

本当に難関がいくつもありました。
中でも最初の生地発酵の膨らまない、という現象が全ての工程にひびいてきます。
そこで今日はコツとポイントをお伝えしていこうと思います。
これができるようになると、本当にらくちんパン生活の始まりなんですよ!
ぜひマスターしていただきたいほったらかしパンです。

膨らまない2つの現象

膨らまない、という現象はパンの工程の中で2つあります。
①発酵の時に膨らまない
②オーブンの中で膨らまない

②のオーブンの中で膨らまない、というのは①に関係しています。
①がうまくいっていなければ当然②にも影響が出ます。
そこで、①の発酵の時についてお話してみたいと思います。

パンを焼き上げるためのいくつかの工程は全ての積み重なりで、
どこかでうまくいっていなかったら後々影響が出てきます。
丁寧にやっていきましょう。

ポイントは一次発酵

「発酵の時に膨らまない」ということを考えていきますが、
発酵には一次発酵と二次発酵があります。
この時、どんなパンになるのか運命を決めるのは一次発酵だと思っています。
どちらも大切なんですが、一次発酵がうまくいけばまず明るい未来が見えてきます。
ほったらかして一次発酵がうまくいくようにどうすればいいでしょうか。
ポイントは「こね」と「温度」と「時間」です。

こねられているか?

まず「膨らまない」という原因にはこねが足りないということがあります。
こねないパンもありますが、ふわふわっと膨らませたい場合には
重要になってきます。
初心者の方の手ごねに多いのですが、こね具合がわからないというのがあると思います。
特に天然酵母の場合は、ドライイーストよりもこねが足りなくても
うまみのあるパンになるのですが、グルテンを引き出してボリュームを
持たせるパンにするためにはよくこねていってみましょう。
コツはよくこねるということです。

どのくらいの温度でどのくらいの時間おけばいい?


この温度と時間の関係でうまくいかない方が多いです。
〇〇分くらい、と書いてあってもその通りにいかないことが多いのです。
部屋の環境って住んでいる場所や位置などによっても変わってきます。

しかし一般的に夏は発酵が早いし、寒い時期は本当に生地が膨らみにくいです。
だいたい夏は3〜4時間、冬は10〜24時間とその時によって幅があります。
冬は温かい部屋や日差しが入るポカポカした窓際など、
生地の特等席を作ってあげてそこに置いておくと、いい感じで早く発酵してきます。
お部屋の中でも特別な場所を作ってあげてください。
逆に夏は過発酵にならないように涼しい部屋に置いたり、
冷蔵庫を使ってあげたりして工夫するといいです。

どのくらいの時間をおけばいいのかはっきり言えないところが
ほったらかしパンの難しいところであり、面白いところでもあります。
とにかく生地の様子で判断します。
大きさはどうか?
ふんわりしてきたか?
ガスは溜まっているか?

コツは時間じゃなくて生地の様子で判断するということです。
時間が思ったより短くても、こんなにかかるの?!というくらい長くても
生地の様子で判断していきます。
何回か繰り返してやっていると、ご自分の環境だとどれくらいがいい、ということがわかってきます。
そうなったらしめたもんです^^

なぜほったらかし?

そんなの難しそう、発酵器に入れた方が簡単じゃないの?
そう思う方もいらっしゃるかもしれませんが、
これって酵母や生地をうまくコントロールできるようになると、とっても楽になるんですよ!
一番いいのは自分の時間ができる
発酵させている数時間はほったらかしなので、自由です。
仕事してもいいし、外出、買い物、家事など。
自分のペースでいろいろできるのが楽なんです。
発酵器に入れるよりも圧倒的に自由時間が長い(笑)
朝こねて夜焼く、とか、
夜こねて朝発酵を終わらせておく、とか。
冷蔵庫のほったらかしなんてもっと自由です。

冷蔵庫を使った発酵はこちらをどうぞ。
冷蔵庫 パン 発酵 – 冷蔵庫を使ったパン生地の長時間発酵のポイント、プロが教えるとっておきのやり方

ほったらかし パン 膨らまない – ほったらかしパンで膨らまないという失敗をしないためのコツやポイントを、天然酵母のパン教室の先生がご紹介 まとめ

いかがでしたでしょうか。
ほったらかしパンを成功させるポイントは一次発酵です。
そしてコツはよくこねることと、
時間というよりは生地の様子で判断する、ということ。
どのくらいおいておけばいいのか最初はわからないものです。
季節によっても規定通りの時間というわけにいきません。
何回かやっているうちに自分の部屋の環境ではどのくらい、というのがわかってきます。
そうなれば、自分だけのオリジナルパン作りになるというわけです。
酵母をコントロールして上手に生活のリズムに取り入れて行ってみてください。
とてもゆるく楽なパン作りが楽しめると思います。

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