パン 保存 方法 – 天然酵母パンのおすすめの保存方法とその食べ方について現役パン講師がご紹介

天然酵母パン 作り方−ポイント、実験、裏話など

パンを手作りする醍醐味は焼きたてを食べられること!
それが魅力でパン作りを始めた方も多いのではないでしょうか。
しかし、焼きたてをすぐに食べられない時もあります。
人にいただくことも、パン屋さんで買うこともありますよね。
最近ではネット販売もよくあることで、そうなると焼いてから最低1日は時間をおくことになります。

すぐには食べられない時、ちょっと保存方法を知っておくだけで食べるときの美味しさが違ってきます。
今日はそんなパンの保存方法と食べ方のお話です。

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天然酵母ぱん蔵の  椿留美子です。
お山での田舎暮らしを実践、酵母生活をしています。
そんな暮らしを踏まえながら、東京と山梨で自家製酵母を使って、
発酵器を使わない、ほったらかしの「ゆるパン」教室をやっています。

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パン 保存 方法 – 天然酵母パンのおすすめの保存方法とその食べ方について現役パン講師がご紹介

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天然酵母パンは保存できる?

そもそも天然酵母パンは保存できるのでしょうか?
ただでさえイーストのパンより固そうだし、取っておいたら
ますます固くなって食べにくそう・・・
そんな印象をお持ちの方は多いかもしれません。

しかし逆に「日が経った方がだんぜん美味しい!」
という方もいらっしゃいます。
昔からパンを注文してくださるお客さんがそうなんです。
その方は焼きたてよりも常温で1〜2日わざと置いて食べるそうです。
そんな方もいらっしゃいます。

種類によって日が経つ方が馴染むものもあります。
代表的なところではクリスマスの「シュトーレン」はそうですね。
あとはサワー種を使ったライ麦パンも日持ちがよく、
1週間はそのままで美味しく食べられるものもあります。

前にネット販売をしていた頃、遠くの方からご注文をいただき
何日か経っても食べたいと思ってくださる方が思った以上に多いことに驚きました。
北海道とか次の日には届かなくて2日はかかるんです。
それでも注文してくださるんです。

そんなふうにゆっくり味わうことのできる天然酵母パン。
しかし、
やっぱり焼きたてが好き
焼きたての雰囲気で食べたい
というお望みもあるかと思います。
そんな方に、保存方法と食べ方をご紹介していきたいと思います。

天然酵母パンの保存は何と言ってもこれ

2~3日くらいなら、常温に置いていても生地がなじんでより美味しく楽しめるのが天然酵母パンです。
しかし、それ以上置いておくと生地の劣化が始まったり、保存環境によっては
市販のパンに比べて保存料や添加物が入っていない分カビが発生しやすいです。
では、その時にどうやって保存しておくと元のように美味しく食べられるでしょうか?

ぱん蔵のおすすめは「冷凍する」です。

冷蔵庫に入れるのは乾燥してしまうだけなのでおすすめしません。
天然酵母のパンは冷凍に耐えうる生地なので、上手に冷凍保存すれば美味しさがよみがえります。
では、そのやりかたをご説明します。

冷凍保存のやり方

 

密着させる

ラップなどで密着させてきちんとくるむ。
ということが大切になってきます。
とにかく乾燥を防ぎたいので、空気を入れないように丁寧にラップでくるんでください。
ラップじゃなくても、ジッパー付きの保存袋(ジップロックのようなもの)でもいいです。
その時も空気を抜いて密着させて閉じておいてください。
パンを作る過程でもそうですが「乾燥」が大敵です。
パンが美味しくなくなっていくことを「パンの老化」ともいうことがありますが
その老化は乾燥から始まってきます。
ここは一番に注意したい点です。

パンの大きさに合わせて工夫する

大きさに合わせて冷凍の仕方が違ってきます。

大きいパンの場合(カンパーニュ、食パンなど)
大きめのパンの場合は、そのまま冷凍するよりは
食べやすい大きさにカットしておくと好きな量を食べられるので便利です。
大きいまま丸ごと冷凍しておくと、食べたい時に食べたい量をカットするのが大変です。
スライスして1枚1枚丁寧にラップで包んでおきましょう。
さらにそれをジップロックなどに入れておくと安心です。

小さいパンの場合(プチパン、菓子パンなど)
1個ずつ丁寧にラップします。
それをさらにジップロックなどに入れてして冷凍すると安心です。

つまりは、食べたい量を考えて個々に包装して冷凍していくということです。

冷凍した後のパンの食べ方

では、冷凍した後どうやって解凍して食べるのがいいでしょうか?
基本的には自然解凍で美味しく食べられます。
ドライフルーツ入りのパンや全粒粉やライ麦などが入ったミックス粉のパンなどは
「そのまま解凍したらすっごく美味しかった!」
とおっしゃる方が多いです。
特に天然酵母パンのように中が密になっていてずっしりしているものは
自然解凍に向いていると思います。

その他の私のおすすめの食べ方をご紹介します。

大きめのパンをカットしたもの(食パンなど)
解凍しないで冷凍のままトーストがいいです。
霧吹きなどしなくてもそのままトースト。
その時、油脂(マーガリンなど)を塗ってからトーストするのが私は好きです^^

小さめのパン(シンプルな素材で特に全粒粉やライ麦が入っているようなどっしりしたパン)
先ほど自然解凍でそのまま食べると美味しいと言いましたが、
実は蒸すのも美味しいのです。
これは軽いものよりずっしり系のパンがいいです。
「蒸すとどうなるの??」
と思われると思いますがもちもちふわふわになります。

昔、まだパンを作っていなかった頃、宅配で天然酵母のパンを注文していた時がありました。
その時に「おすすめの食べ方」として書いてあったんです。
焼いたパンを蒸すのー?
と思いましたが、やってみると出来立てのパンのように美味しかったんです。
もう20年くらい前の話です。
ちょっと面倒くさいかな、ひと手間ですがぜひ1回はやってみて欲しいです。
でも、天然酵母パンですよ、ずっしりパンでやってくださいね。

小さめのパン(柔らかめの菓子パン、惣菜パンなど)
もうひとつ、小さいパンでおすすめの食べ方は自然解凍してトーストです。
この場合はたっぷり霧吹きをしてください。
水を通す、という方もいらっしいます。
水を通す?
霧吹きよりも大胆ですにさっと水をかけるというのもありです。
自然解凍もいいですが、あっためて食べたい場合はこちらをおすすめします。

美味しい食べ方のお話を動画でご覧になりたい方はこちらをどうぞ。

パン 保存 方法 – 天然酵母パンのおすすめの保存方法とその食べ方について現役パン講師がご紹介 まとめ

今日は
「天然酵母パンのおすすめの保存方法と食べ方」
についてお話ししました。
とにかくおすすめは冷蔵」じゃなくて「冷凍」です。
そして食べやすい大きさにして乾燥しないようにする、ということです。

子供もちいさかった頃は、美味しいパン屋さんに行って
まとめて買って冷凍保存していたこともあります。
焼きたてが好きという方もちょっと事情があってすぐには食べられない時
ぜひやってみてくださいね。

ちょっと工夫すれば冷凍パンも美味しく食べられます。
ご参考になれば嬉しいです^^

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