オーブン パン 作り – 途中でオーブンを開けたい やむを得ない事情、そんな時どうする?

天然酵母パン 作り方−ポイント、実験、裏話など

天板のパン生地をオーブンに入れ、さあ焼くぞ。
そんな時、焼いている途中でオーブンを開けたくなる時ってありますか?
え〜、焼いている途中で開けたくなる理由?なんてある?
 
私はあります(笑)
今日はそんなハプニングがあった時の対処法のお話です。
 
 
**************
 

天然酵母ぱん蔵の  椿留美子です。
お山での田舎暮らしを実践、発酵生活をしています。
そんな暮らしを踏まえながら、東京と山梨でホシノ天然酵母と自家製酵母を使って、
発酵器を使わない、ほったらかしの「ゆるパン」教室をやっています。
 
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オーブン パン 作り – 途中でオーブンを開けたい やむを得ない事情、そんな時どうする?

 
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オーブンを開けたいと思ったことはありますか?

 
冒頭でもお話しましたが、皆さんは焼いている途中で
オーブンを開けたいと思ったことがありますか?
 
実は私、若い頃、お菓子などをオーブンを使って焼き始めたころですね、
結構オーブンを途中で開けていました(!)
焼き具合が気になった時です。
昔のオーブンは(今も実は高校生くらいの時から使っているオーブンがあります)
庫内に明かりがついていなかったので暗かったんです。
どんな感じで焼けているのか、焦げ目の感じはどうなのか、
気になって気になって(笑)・・・
 
今思うとびっくりなことをやっていましたね。
昔は途中で開けちゃいけないとは全く思わなかったし、そんな知識なかったんです。
同じようにパンを作る時もやっていました(><)
 
ではなぜ途中でオーブンを開けてはいけないのでしょうか?
 
 

焼いている途中でオーブンを開けると?

 
ボリュームを出したかったり、クープ(切れ目)をきれいに出そうと思ったら
オーブンの温度はとっても重要になってきます。
私もレッスンでよく言っていますが、庫内の温度が下がらないように
いろいろ工夫が必要になってきます。
特に家庭の電気オーブンはパンを入れる時などオーブンの扉を開けると
グッと下がることがあります。
10℃くらい下がることもあり、そうなるとパンに影響が出てくる可能性があります。
そうならないための工夫ですね。
オーブンを開けるということはそんなリスクがあるのです。
せっかく適温に生地の温度が上昇してきたのにまた下がってしまう。
パンをきれいに焼成する必要な温度になるのに時間がかかってしまうわけです。
時間がかかるということは膨らむ前に表面が早く乾き、焼けていくので
ボリュームが出にくくなってしまいます。
つまり表面が固くて膨らまないパンになる可能性があります。
 
クープも同じことが言えます。
途中で温度が下がると高温で焼けないので、またその温度に戻るまでに
時間がかかってしまいます。
割れようとしていたのに止まってしまい、きれいに開いてくれません。
 
通常はうまく焼きたくて、頑張って温度を保とうと工夫しているのに
途中でオーブンを開けるって?!
ではどういう時にオーブンを開けたいと思うのでしょうか・
 
 

どういう時にオーブンを開けたくなるか?

 
普通は、焼いている途中で開けることはありません。
開けてしまうと庫内の温度が下がってしまうのでパンの種類によっては要注意です。
それなのにオーブンを開けたいと思うということは、やむを得ない事情があります。
特に2つのことになります。
 

オーブンを開けたい時①

 
【オーブンシートがひらひら舞ってパン生地にかかってしまっている時】
熱風が回っているオーブンをお使いの方には経験があるのではないでしょうか。
オーブンシートの上にパン生地を乗せて焼いていくのですが
ちょっとした角度的な問題か?
シートの端っこがひらひら、パタパタと舞ってしまうことがあります。
それだけならまだいいのですが、それが生地にかかってしまっていることがあるのです。
そうなると表面に覆いかぶさっているので焼き色にムラが出てしまいます。
 
マズい、となります!
生地にかかっているシートをどうにかしたくなります(苦笑)
 

オーブンを開けたい時②

 
【焼き色がかたよっている時】
これはオーブンのクセの問題になってきます。
オーブンによっては手前や奥、左右によって焼き色が違ってくる場合があります。
こいうときは天板を回したくなります。
うちの場合は手前に焼き色が付きやすいので前後を入れ替えることが多いです。
オーブンのくせによってはそうした方がいいものがあります。
でもそれにはタイミングがあります。
それを含めて次にそう言ったやむを得ない事情の時の最善策をお話します。
 
 

オーブンを途中で開けたい時の最善策は?

 
「どうしてもオーブンの扉を開けたい」と思ったときは
 
5分間待ってください
 
これは焼き始めてから温度が上がりきるまでです。
この場合「パン生地」の温度です。
だいたいパン酵母は60度を超えると活動しなくなって死んでしまいます。
そこまでは膨らんできているのでそこで温度を下げてしまうと
ボリュームが出にくくなります。
 
酵母の活動が止まるまで一定の温度を保ちたいのです。
すぐに開けたい、と思うかもしれませんがちょっと我慢して待っていただいて
そうしてどうしても開けなければいけない時はそこから開けてください。
 

 
何か表面に塗り忘れた(卵とか)とか、トッピングし忘れた・・・
とかいった場合は潔く諦めましょう(笑)
それほど温度って大事なんですね。
 
温度のことはこちらの記事にも書いてありますのでご参考にどうぞ。
なぜオーブンの予熱は必要なのか?
 
 

オーブン パン 作り – 途中でオーブンを開けたい やむを得ない事情、そんな時どうする?まとめ

 
さて、皆さんの事情と私の事情はちょっと違っているかもしれませんが、
「やむを得ない事情」ということで今日はお話してみました。
 
もしオーブンを開けたくなった時はこのお話を参考にして対処していただければ
と思います。
なるべくそういったことはやりたくないんですが、「どうしても」の時がやっぱりあります^^;
パンを長年焼いているといろいろなことが起こってきます。
「こういう時にこうなるんだ!」の経験の積み重ねなんです。
いろいろな経験をして、いっぱい失敗して「なるほど」を積み重ねていくと
上達していきます。
家族やお友達に美味しいパンを食べてもらえると嬉しいものです。
もちろん自分も。
美味しいパンを焼いていきましょう。
 
 
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