天然酵母といえば?
何を思い浮かべるでしょうか?
???
教室を十数年やってきましたが
昔に比べると増えてきたし、認知されてきたのがとてもよくわかります。
果物の酵母作りのレッスンもたくさんやってきました。
今回はその中でも
「やってみたい!」
という女性に人気のフルーツのお話です。
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天然酵母ぱん蔵の 椿留美子です。
お山での田舎暮らしを実践、発酵生活をしています。
そんな暮らしを踏まえながら、東京と山梨で自家製酵母を使って、
発酵器を使わない、ほったらかしの「ゆるパン」教室を2009年より始めました。
現在は仕事で使いたい方、深く極めたい方向けのプロ向け講座をやっています。
天然酵母 作り方 – ブルーベリー酵母 初夏に作りたい
初夏の酵母って何があるの?
春からの時期、果物などの素材が増えてきます。
特に夏〜秋、冬は
「何を作ろうかしら!」
と迷うぐらい、魅力的なものが取り揃います。
どんなフルーツ酵母を作ってみたいですか?
と生徒さんにお聞きした時
人気のひとつが「ベリー系」です。
いちごをはじめ、ブルーベリー、ラズベリー、ブラックベリーなど。
ベリー系の果物は家庭菜園でも見かけます。
山梨でもお庭や畑に作っている方は多いです。
「うちの庭にあるので作ってみたい!」
そうおっしゃる方もこれまでに何人もいらっしゃいました。
今回はその中でも
ブルーベリー酵母
のお話をします ^ ^
一度は作りたいベリー系酵母
一度は作ってみたい憧れの
「ベリー系酵母」
なぜ、皆さんベリーに惹かれるのでしょうか?
と言っても、憧れるのは女性だけです!
男性からは「作ってみたい」と聞いたことがありません(笑)
ベリー系果物の魅力は可愛らしい実、だと思います。
小さな身がたわわになっているのをみた時
「かわいいー!」
と思わず声が出ます。
食べた時の酸味と甘み。
そしてその色の鮮やかさ。
この色が酵母液にも付くのでますます嬉しくなってしまいます。
出来立ての酵母液も美味しいのです。
ブルーベリーも鮮やかな紅色(べにいろ)が出ます。
この色を見ているだけでもワクワクしますね。
天然酵母の作り方 ブルーベリー編
さて、
ブルーベリー酵母はよく発泡します。
シュワシュワ感もあり、オリも見分けるのが難しくないと思います。
ブルーベリー酵母を作ってみよう!
◎材料
ブルーベリー 適量(瓶の大きさに合わせて) 水
ブルーベリーの2〜2.5倍くらい
甘み 適量(メープルシロップを使いました)
スターター あれば適量
分量はざっくりで大丈夫です。
ブルーベリーはなるべく無農薬かオーガニックのものを選んでね。
スターターはできている酵母液のことです。
スターターについてはこちらをご参考にしてください。
天然 酵母 スターター – 自家製天然酵母作りでスターターってなに?プロが教える失敗しない酵母エキス作り
全部の材料を入れて混ぜ混ぜ。
そして置いておくだけ。
スターターがあって環境が整っていれば早くて2日くらいで出来ます。
遅くて3日くらい。
スターターがない場合は、2倍の時間がかかると思ってください。
5〜6日くらいは見ておくといいです。
その間に雑菌が入らないように気をつけてくださいね。
シュワっと泡立ち始めたら成功です。
そのまま盛んに泡立つまで待ってください。
底にオリが溜まったら出来上がりです。
ザルで濾して、酵母液は冷蔵庫で保存してください。
酵母液について
酵母液の使い方はいろいろです。
パン作りに使うときは扱い方があるのでこちらをチェックしておいてください。
酵母液の使える期間、保存方法など
生徒さんの質問でよくあるものをピックアップしています。
私が動画で疑問にお答えしています。
↓ ↓
季節の素材の酵母作り
ブルーベリー酵母は元気がよく、どんなパンにも合います。
香りもそんなに個性がないので
生地の香りとしてそこまで主張しません。
酵母液の色鮮やかなビジュアルにうっとりします。
季節の旬の素材
フルーツやハーブ、野菜類。
初夏は楽しみな季節です。
季節の移り変わりとともに「酵母作り」がある。
そんな暮らしがしたくて、
身近にあるものでパンを焼きたい。
そう言っていらっしゃる方も多いです。
季節のものを扱っていると
季節に敏感になります。
今まで以上に環境にも関心を持つようになります。
そして宇宙の神秘を感じるように、私たちヒトの神秘にも感動を覚えます。
ここに生まれてここで育ち、ここで命尽きる。
そんな当たり前のように繰り返していることが
奇跡なのですね。
酵母作りはそんなことに気づかせてくれます。
小さなことですが
この日本の季節の移り変わりに感動しながら
日々過ごしていきたいと
思わずにいられません。
ではでは!