【パンも子育ても】思い通りにならない!自家製酵母と元舞台俳優が教える「環境を整えて、待つ」技術

パンの暮らし

毎日、思い通りにならないことにイライラしていませんか?

実は自家製酵母パンも

「無理にコントロールしようとしない」

ことで、結果的に理想通りに導くことができるんです。

 

子育てや人間関係にも通じる

「環境を整えて待つ」

という逆説的な法則を、元舞台俳優の視点からお伝えします。

 

  **************

天然酵母ぱん蔵の  椿留美子です。

お山での田舎暮らしを実践、発酵生活をしています。

そんな暮らしを踏まえながら、東京と山梨で自家製酵母を使って、

発酵器を使わない、ほったらかしの「ゆるパン」教室を2009年より始めました。

現在は仕事で使いたい方、深く極めたい方向けのプロ向け講座をやっています。

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【パンも子育ても】思い通りにならない!自家製酵母と元舞台俳優が教える環境を整えて待つ技術

毎日、思い通りにならなくてイライラしていませんか?

 

皆さん毎日の中で早くしてってイライラしてしまう瞬間ありませんか。

私もあります(笑)

 

子育て中だったりお仕事だったり介護の時だったり

皆さん本当に色々なことで忙しいと思うんです。

 

だからこそ予定通りに事が進まないっていうことあると思うんですよね。

そういう時ってどうしても焦ってしまいます。

 

スイッチを押せばすぐにお湯が沸いて

翌日には欲しい荷物が玄関に届くという現代です。

私たちはすべては自分の力でコントロールできるはずだという錯覚

陥りがちだと思うんです。

 

でも生き物相手にはそれが全く通用しません。

 

今日は私が自家製酵母パンとかつての舞台俳優としての経験から学んだ

思い通りにならないことを楽しむ待つ技術についてお話をさせていただこうと思います。

 

 

パン作りはプラモデルじゃない。酵母は育むもの

 

自家製酵母パン作りをプラモデルを組み立てるように考えていると必ずどこかでつまずきます。

 

レシピ通りに粉と水を混ぜてタイマーをセットして

さあ膨らんでくださいと念じても酵母の様子によっては

全く違う方向性に進んでしまうこともありますし

膨らまないことなんてたくさんあるんです(><)

 

よし今回は絶対うまく酵母が起きるぞと思っていても

全然起きてこないことがあります。

 

そういう時は少し温めてあげたり風通しのいいところに置いてあげたり

よくかき混ぜてあげたりします。

 

その時の温度や湿度や部屋の状態で変わってくることがたくさんあるので

常に見てあげて環境を整えてあげるんですね。

でもそこまで環境を与えなくても

勝手にプクプクと元気に起きることもあれば環境を一生懸命整えても

うまくいかないこともやっぱりあります。

 

 

 

何とも言えない生き物の難しさですね。

 

特に自家製酵母パンは作るものではなく育むものだと少し思考を転換していただくといいと思っています。

相手は目に見えない命であり菌なんですよね。

 

今日の気温はどうかな湿度はどうかなと酵母の様子や気持ちに寄り添って

彼らが一番心地よく活動できる環境を整えてあげることしか私たちにはできないんです。

無理やり動かすのではなく自ら動きたくなる環境を整えて導くという感覚ですね。

 

 

舞台も子育ても同じ。受動的な能動性って?

 

実はこれ私が昔やっていた舞台俳優の仕事とか

皆さんが日々奮闘している子育てと全く同じなんですよ。

 

舞台の上で

「ここで悲しい顔をして泣いてください」

なんて演出家に言われて頭でコントロールして作った感情は

観客にはどうしても嘘っぽく見えてしまいます。

 

本当に心を打つお芝居というのは

お互いに役の歴史や環境や育ってきた背景をしっかりと考えておくという

準備ができていれば自然に湧き上がってくるものがあるんです。

環境をバッチリ整えてすべての準備をした上で

相手のセリフを聞いて何か湧き上がってくるものをただ待つんです。

 

すると自分でも思っていなかった想定外の感情が湧き上がってくることがあり

それがお芝居の本当の面白みでもあります。

自分から仕掛けていくというよりは相手があってこそ心が震えてくるものなんですよね。

 

 

そして子育ても本当にそうです。

 

 

ああなってほしいこう育ってほしいと親が無理やりコントロールしようとすると

必ずどこかで歪みが出てしまいます。

 

でもこれが本当に難しくて私は口出しするのをグッと抑えるのが全然できませんでした(笑)

自分が環境作りをしてあげたくてもついつい口出ししてしまって

なかなかできないという思い通りにならない現実がたくさんあったなあと思い出します・・・

 

親にできるのは安全で愛情たっぷりの環境を整えて

子供が自ら育っていく力を信じて待つということなんじゃないかなと思います。

 

この待つというのは何もせずに放置するのとは違うんですね。

私はこれを受動的な能動性と呼んでいます。

 

 

思い通りにならない想定外を楽しむ余白を持とう

 

酵母の様子をしっかり観察して最適な温度や水分を考え抜いて環境を整える

これが能動性です。

でもそこから先は酵母の力に委ねて結果をコントロールしようとしないのが受動性です。

 

この環境だけを整えてあとは天に任せるという境地に至った時

日々のイライラがスッと消えていくのを感じると思います。

 

自分の思い通りにならないことを受け入れて変化を楽しむんです!

 

自家製酵母を焼く時間というのは現代人にとって

最高の精神修養でありマインドフルネスの時間なんじゃないかなと思っています。

 

ぱん蔵の教室では、単なる美味しいパンのレシピだけを教えるというのではなくて

パン作りを通してこの待つ技術とか信じて委ねる心地よさみたいなものを

体感して感じ取っていただきたいんです。

 

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生徒さんもよくおっしゃるんですよ。

台所の片隅に酵母の瓶を置いておくだけで心に余裕が生まれるというか

毎朝それを眺めるとなんかホッとするんですと。

 

思い通りにならないイライラがどうしても日常の中にあると思うんですけど

それを手放してパンと一緒に自分自身の心も育んでいく。

 

 

パン作りの技術で悩んでいる方も日常の子育てや人間関係で悩んでいる方も

ぜひ自家製酵母パンを暮らしに取り入れてみてください。

パンはみんな大好きなので作ってあげるとすごく喜ぶんですよね。

それをただ作る作業じゃなくて酵母を育てるというところから

暮らしに取り入れてもらうと自分の心の中に余裕ができたり楽しさが湧き上がってきたりします。

 

思い通りにいかない想定外を一緒に楽しんでいただけたらすごく嬉しいです。

 

これからも自家製酵母が教えてくれる人生のヒントを

たくさんシェアしていきたいと思っています。

 

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