山梨で最初のパン教室は、紹介された方のログハウスのキッチンを借りて始まりました。
約10年ぶりに当時の生徒さんと再会し(!)
車で1時間かけて月に一度通った教室と、今も続くつながりを振り返ります。

天然酵母ぱん蔵の 椿留美子です。
お山での田舎暮らしを実践、発酵生活をしています。
そんな暮らしを踏まえながら、東京と山梨で自家製酵母を使って、
発酵器を使わない、ほったらかしの「ゆるパン」教室を2009年より始めました。
現在は仕事で使いたい方、深く極めたい方向けのプロ向け講座をやっています。
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山梨のパン教室は、借りたキッチンから始まった——10年ぶりの再会で思い出したこと
先日、山梨で最初に開いたパン教室に来てくださっていた方と、
約10年ぶりにお会いする、ということがありました。
その方はペンションを営んでいます。
ゆるり発酵サロンのチーズ合宿でお世話になることになり、久しぶりに訪ねたんです。
私がそのペンションへ伺うのも、10年ほど前に一度訪ねて以来のことです。
道をたどりながら、「どこを曲がるんだったかな?!」
と昔の記憶を辿って辿り着きました。

変わらず整えられていたペンション
お会いした方は、以前と変わらず元気にご活躍されていました。
ペンションもきれいに手入れされ、お庭もお部屋も素敵でした。
畑や田んぼも、今も続けているそうです。
10年ほど経てば、暮らしの事情も体調も変わることがあると思います。
その中で建物や庭を整え、土地での暮らしを続けていらっしゃる姿が、私には印象深く映りました。

移住の先輩から聞いたこと
その方が山梨に移住してから、もう25年ほどになるそうです。
最初は奥様が東京から一人で移り、ペンションを始められました。
ご主人は当時、東京で仕事を続けながら山梨へ通い、定年後に移られたと伺いました。
庭にはご主人が手作りされたものがいくつもあり、小屋もご自身で建てられたそうです。
教室でお会いしていたころには、移住の始まりや日々の暮らしについて、こんなふうにゆっくり聞く機会はありませんでした。
かつて教室でパンを一緒に作った方に、今度は暮らしの先輩として町のことを教わっています。
10年という時間がたって、話せることも変わったのだなと感じます。
山梨で教室を始めたころ

お話をしているうちに、私が山梨でパン教室を始めたころを思い出しました。
私は2010年に山梨へ移りました。
東京ではすでにパン教室を開いていましたが、当時の山梨の住まいには教室ができるスペースがありませんでした。
山梨には知り合いもほとんどいませんでした。
「こちらでも教室を始められたらいいな」
と思いながら、場所も、来てくださる方との出会いも探していました。
紹介の先にあったログハウスのキッチン

*2014年当時の貸していただいたキッチン
知り合いの知り合いの方から、ある移住者の方をご紹介いただき
その方のログハウスにあるキッチンをお借りし、パン教室を開くことになりました。
キッチンを貸してくださっただけではなく、いろいろな方に声をかけてくださいました。
初めての土地で、私一人では出会えなかった方々が、そのキッチンに集まってくださいました。
今回再会したペンションの方も、そのころ来てくださっていた一人です。
一人の方が場所と出会いのきっかけを作ってくださり、その先でまた別の方と出会いました。
車で1時間ちょっと、月に一度通った道

*当時のレッスンの様子2017年
当時の住まいから教室までは、車で1時間ちょっとかかりました。
月に一度、その道を通ってパン教室へ向かいました。
今思えば、なかなかの距離です。
でもそのころは大変だとは感じず、毎月の教室が楽しみでした。
始めたのは、おそらく2013年ごろだったかと思います。
その場所では、3〜4年教室を続けていたと思います。
来てくださった方は、地元の方よりも移住してきた方が多かった印象です。
あれからお会いしていない方もいれば、今も私の教室に来てくださる方もいます。
それぞれの時間が流れているなあ、と感じます。
10年後、別の形でまたつながる

*当時の自宅レッスン2017年
2014年からは当時の住まいでも教室を始め、今は自宅のアトリエで教えています。
始めたころから場所も暮らしも変わりました。
それでも、約10年前に教室へ来てくださった方と再会し、今度はその方のペンションにチーズ合宿でお世話になります。
再会のために出かけた日に
昔の道を思い出しながらペンションへ向かい、北杜市へ通っていたころの自分も思い出しました。
山梨での教室は、場所を貸してくださって声をかけてくださった方、そして通ってくださった方々がいて始まりました。
久しぶりにペンションを訪ねて、そのことをあらためて思い出しました。
長く続けていると、昔のつながりが新しい形で戻ってくることもありますね。
これからも、目の前で出会う方との時間を大切にしていきたいと思います。






