天然酵母のパンはどうしても
日が経つと固くなる
という印象がありますよね。
かたくなるということはパンが老化するということにもなるのですが、
パンの老化
とはどういうことなんでしょうか?
翌日も固くならないパンって出来るのでしょうか?
今日はそれを検証してみたいと思います。
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固いパンは噛み応えと、噛むと味に深みが深みが出てくるなどで好きな方も多いですが
(特に天然酵母パンが好きな方は固めのパンが好きですね)
食べにくいという面もあります。
うちの地域はお年寄りが多いので柔らかめのパンにしてほしいとか、
歯が悪いので(やっぱりお年寄りですが)食べやすいパンがいいとよく言われます。
買ったパンはずっと柔らかいのに手作りは固くなる・・・という印象を持たれている方も多いと思います。
スーパーなで売っているパンには乳化剤や膨張剤なども入っているものがあり、いつまでもふわふわの食感を残すために工夫されています。
では家庭で作るパンにおいて柔らかめのパンにするポイントはどういうところにあるのでしょうか。
▽材料に油脂を入れる
固くなるというのは水分が蒸発してきてしまって固くなる、ということなので
油脂の膜で水分の蒸発を抑える働きがあります。
固いパン(=ハードパン)というのはたいていシンプルなパンです。
フランスパン、カンパーニュなど代表的かと思います。
材料の中にバターやショートニングなどの油脂を加えてあげることによって固くなるのを防ぐことが出来ます。
▽卵を入れる
あとは卵を材料の中に入れていただくと柔らかさが長持ちします。
卵のレシチン(乳化剤)の乳化作用によってデンプンの老化を遅らせる働きがあります。
バターロールのようにバターと卵が入っているパンは比較的柔らかさが長持ちします。
シンプルなパンでもカンパーニュに少量の油を入れることがあります。
これも日持ちさせる一つの方法です。
フランスパンは通常は、小麦粉、塩、モルトシロップ、酵母といたってシンプルな材料ですが
ソフトバタールのようにして少しバターなどの油脂を加えてあげると固くなりにくいです。
食パンも原材料はシンプルですが、売られているパンはたいていマーガリンなどの油脂が入っていますね。
むしろ入っていないパンを見つけるのが大変なくらい(笑)
ぱん蔵の食パンは小麦粉、てんさい糖、塩、酵母のみなので喜ばれます^^
バターや卵を入れるリッチなパンは「菓子パン」のように位置付けられるかと思います。
翌日もできるだけ柔らかさを持続させたい、とか翌日プレゼントしたいなどありましたらこれらを
参考に作っていただけると良いかと思います。
ぱん蔵の
放っておくだけらくらく天然酵母パン
ぜひ体験してみてくださいね。
一緒に美味しいパンを焼いていきましょう!
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