今年もこんにゃくを作っていて
「いいなあ」
「こんにゃく作りっていいなあ」
としみじみ感じていました。
こうやって「食」を作っていくんだな、と。
さあ、自家製酵母の先生が開催する
2025年のこんにゃくつくり講座、今年も始まりました!
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天然酵母ぱん蔵の 椿留美子です。
お山での田舎暮らしを実践、発酵生活をしています。
そんな暮らしを踏まえながら、東京と山梨で自家製酵母を使って、
発酵器を使わない、ほったらかしの「ゆるパン」教室を2009年より始めました。
現在は「自家製酵母でプロになりたい方」のための講座を専門でやっています。
こんにゃく作り – 発酵教室で作る伝統食 自家製酵母パンの先生の田舎暮らし
こんにゃく芋の魅力
今年もやってきました、こんにゃく作りの時期。
秋になるとこんにゃく芋が、道の駅などに並んできます。
それを見ると「冬が近いなあ」と感じるものです。
私もかつてはこんにゃく芋を作っていました。
「こんにゃく芋」自体を見たことがない方も多いかもしれませんね。
これです↓
ゴツゴツして鬼の形相・・・と初めて見た時思いました( ^ ^:
これを毎年秋に掘り出して、また春先に植える。
それを繰り返すことによって、大きく成長していきます。
夏になると南国の植物のような葉っぱが生えてきます。
こんにゃく芋からは想像がつかないような!
こんな葉っぱです↓
それが、いつまにか葉っぱが枯れていなくなってしまい
「どこに植えたんだっけ??」
と探すことになります。
ちゃんと印をつけておかないと行方不明になってしまう
困ったちゃんなのです。
そんな不思議な植物「こんにゃく芋」。
アクが強く、動物は食べません。(お利口ですね)
それを食糧にしてしまうなんて、誰が考えたんでしょうか?
こんにゃくを作るとき、いつもそう思います。
ご先祖さん、すごい。
こんにゃく作りを続ける訳
そんなこんにゃく。
都会暮らしを長年してきた私は「こんにゃく」が作れるものだなんて
知りませんでした。
生まれ育った田舎でも作っていませんでした。
田舎に移住して初めて手作りこんにゃくをいただいたんです。
そのおいしさにびっくり!!
これを普通に作っていることにもびっくり!!
「作りたい〜〜〜〜」
となった訳です。
そしてそれをみんなにお伝えしない訳にはいきません。
そこで「こんにゃく作り」講座が始まりました。
お腹も喜ぶその理由
こんにゃくは皆さんも知っての通り
食物繊維が豊富です。
レッスンの日は
「今日はお腹のお掃除の日だね」
というくらい笑
こんにゃくの食物繊維の「グルコマンナン」は
人の消化酵素では消化できないので
胃や小腸を通過して老廃物を排出してくれます。
これが便秘解消のお手伝いをしてくれます。
何といってもほとんどカロリーないのでダイエットの味方でもありますね。
さらに血糖値やコレステロール値も下げてくれる効果もあり、
生活習慣病の予防にも役立ちます。
こちらの記事にも詳しい内容を書いていますのでご参考にしてください。
手作りこんにゃくを作ろう! – こんにゃく芋から作るとこんなに美味しいの?!2月はこんにゃくの作り方教室
こんにゃく尽くしランチ
毎年こんにゃく作りの日は
「こんにゃく尽くしランチ」
を作ります。
今年のメニューはこちらです。
・こんにゃくカツ丼
・こんにゃくお刺身(青のり)
・こんにゃく田楽(味噌)
・こんにゃく入り味噌汁
・こんにゃくピリ辛炒め
・漬物(にんじんピクルス、たくあん)
こんにゃくだらけのランチメニューになりました。
ちょうど節分だったので、生徒さんが豆をお土産に持ってきてくださいましたヨ♡
田舎暮らしをしみじみ
私が田舎に移住して最初に感じたのは
「食」が豊かであること。
ちゃんと自分で作っていること。
もう、本当に感激しました。
暮らしを大事に時間をかけていきたい、と思っていたので
「こういうことか」と。
でも、ご本人たちは当たり前で、昔からやってきていること。
楽な方がいいに決まってる、とおっしゃいます。
それでも、土を耕し苗をうえる。
素晴らしいなあと思います。
私はまだまだ日常の忙しさにかまけて、怠けていることがたくさんあり、
サボってばっかりです。
時間を作らなきゃ、と思ってもなかなか優先順位が低くなる。
だから、少しでも若い世代に伝えられるチャンスがあれば
実践したい、とこうやって講座をやっているのかな、と思います。
まだまだ伝えたいことがあるし、地元の方に聞きたいことがある。
それを行動していきたいと思っています。