山梨はけっこう小麦を作っている人いらっしゃるんですよ。
いつもお世話になっている農家のお母さんも人気の強力粉「春よこい」を作ってるし、
私も以前畑をやっていた時に地粉とライ麦の種をいただいて育てたことがありました。
農家さんじゃなくても、自分で作った小麦でパンを焼きたいと強力粉を無農薬で作っている
グループの方に分けていただいたこともあります。
皆さん、バイタリティーあって頭が下がります^^
今日は
地粉(中力粉)でもうまくパンが焼けるのか?
というお話をしようと思います。
目次
実は日本は小麦の文化もある
もともと山梨は郷土料理の「ほうとう」文化であるということも関係していると思います。
田んぼが終わって土地をあけておくのがもったいないと、麦を植えたとご近所のおばあちゃんが話してくれました。
二毛作ですね。
そして育てた麦でほうとうを打つ。
そんなサイクルがあったんですね。
地域のおばあちゃんたちはほうとうを打つのがとっても上手です。
お嫁に来た時にお姑さんにほうとうを打つのを仕込まれたんですって。
その地元で作る小麦粉を「地粉(じごな)」と呼びますが、これはまさしく「うどん粉」です。
中力粉になります。
地粉でなんでも作っていた
実は昔からうどんだけでなく、地粉で何でも作っていたんです。
地元でとれる地粉はとっても身近。
天ぷらにしたり、おまんじゅうやおやきを作ったり何でも使っていました。
今のようにレシピによって小麦粉を使い分けるなんてしていなかったんですね。
そんな生活を振り返ると
地粉ってすごい粉かもしれない!!
と思わずにいられません。
きっとパンも焼けるに違いない
そうなんです。パンもしっかり焼けます。
それも美味しいパンが^^
天然酵母は地粉と相性がいい
天然酵母は地粉と相性がいい、と聞かれた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
中力粉なのに??
と思いますよね。
まだそんなにパンを焼いていなかったころ、私のうちでは地粉をよく使っていました。
メインの粉は地粉だったんですね。
強力粉とか薄力粉とかあまり区別がわからず、まあ中力粉でいっかー、ぐらいの感覚でした。
ですので、パンを習い始めた頃も中力粉しかなかったのでそれで焼いていました。
あまり深く考えていませんでした^^;
ちゃんと上手く焼けていましたので、他の方にも「だいじょうぶだよ~」と言っていました。
ただ、強力粉に比べてグルテンが少ないので市販で売っているようなふわふわのパンではありません。
ボリュームが出にくい、ということはありますがコツをつかめば柔らかめパンも焼けます。
もともと天然酵母パンはドライイーストよりはどっしりしたパンになりますし、
天然酵母のパンが好きな方は、小麦の味がしっかりする味わいのあるパンが好きなので、
むしろお好みだと言えると思います。
どこか懐かしい日本の小麦粉
昔から使われている日本の粉。
日本の風土で育った小麦は昔から私たちの身近にあって、私たちの身体にも合っているもの。
小麦の香りがしっかり残ってどこか懐かしい感じがするのもそのせいでしょうか。
今や都会だと地粉を手に入れる方がむずかしいのかもしれませんが、もし手に入ったら
香りが豊かで、ポストハーベストの心配のない地元産の地粉をぜひ使ってみてください。
お好みでパンの種類によって使い分けていただくとのも良いと思います。
ぱん蔵の
放っておくだけらくらく天然酵母パン
ぜひ体験してみてくださいね。
一緒に美味しいパンを焼いていきましょう!
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