忙しい方や、タイミングが合わずすぐに焼けない方など、パン生地を保存したいという方は
結構いらっしゃいます。
そんなお悩みにお答えしようと、あれこれと実験をしています^^
生地の保存についての今までの実験はこちら。お時間のある時にぜひご覧ください。
以前の記事はこちら
こねてすぐ冷凍したパン生地、1ヶ月以上の冷凍保存は発酵するのか?!
一次発酵させた天然酵母のパン生地を1ヶ月冷凍保存。果たして?
さて、実験シリーズの今回はこんなテーマです。
成形まで出来たパン生地を冷凍、1ヶ月後どうなった?
目次
冷凍パン生地について
成形した冷凍のパン生地は、生協などで売られているのを見かけます。
私も、昔(20年近く前ですが)クロワッサンの冷凍生地をよく買っていました。
今はどうなのでしょうか?
通販では売っているようですが、パン作りする人も増えたので売れ行きはどうなんでしょうかね?!
冷凍のパイ生地は有名ですね。
スーパーなどでも気軽に手に入ります。
パイ生地は作るのが大変なのでやっぱり重宝されているようです。(何層にも折り込むので大変)
手作りよりもお手軽に手に入って本格的なパイ生地でパンやパイが作れるので本当にすごいですね。
初めて使ったときは感激しました。
冷凍パンにもクロワッサンが多いように、バターが入っている生地は冷凍に向いているのです。
油脂が入っていることによって生地の劣化が遅いと言われています。
冷凍障害などという言葉もあるくらいなので、シンプルなパンは冷凍には向かないのでしょうか?
短期間なら大丈夫なのでしょうか?
そこらへんの疑問を解決したいと実験をしてみました。
まずはシンプルなパンを成形冷凍
そこで、粉、酵母、砂糖、塩というシンプルな材料で丸パンを作ってみました。
酵母はホシノ天然酵母を使いました。
通常と同じように作って成形までしました。ちょうど二次発酵の手前までやったということです。
ですので、二次発酵はしていません。
それを乾燥しないようにジッパー付きの保存袋に入れて冷凍。
短期間だと販売もされているのでおそらく大丈夫なんだろうと予測して今回は
1ヶ月以上家庭の冷凍庫で保存してみました。
1ヶ月後のパン生地の状態は?
まず取り出して見るとカチカチ状態でした。
それを自然解凍。
ちょっと乾燥していたので霧吹きをして湿らせてから、クッキングシートに乗せて
袋をかぶせてからそのまま置いておきました。
だんだん解凍されてきてふっくらとしてきたんですが、ちょっとへこみがあるような
感じもしました。生地がヘタっているような印象です。
そこで、一回丸め直してみました。
そしてもう少ししばらく置いておきました。(二次発酵のつもりで)
この丸め直した時に少しガスはたまっていました。
そしてなんとなく膨らんできたような感じがしたのでもうここらへんで限界かな?
という感じがしたので焼いてみました。(ここら辺は勘ですが)
1ヶ月後の生地を焼いてみました。さてどうなったか?
結果はやはり膨らみがよくありませんでした。
中はふんわりとはしていましたが、通常焼いたときのような弾力がなく、ボリュームも出ませんでした。
しかし味は美味しかったです。
結論としては、味は美味しかったけどあまり膨らまない、ふんわり感もないパンでイマイチでした。
1ヶ月置いておくというのはパン生地にとってはあまりいい状態とは言えないということですね。
やはり、生地の劣化を感じました。
全体的な感想としては、二次発酵の手前での冷凍はおすすめしません。
どうやら生地が発酵する力を失ってそのまま焼かれてしまった、、いう状態になっていました。
どの段階で冷凍するのがいいか、という一連の実験としてはこの段階での冷凍ははずれてしまいました。
また、全体的な結果をご報告したいと思います。
ご参考になれば嬉しいです^^
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