パン生地でいくつか実験をしています。
教室で「冷凍できますか」と生徒さんによく聞かれるからです。
理論上は「こうですよ」と一応説明はするのですが、本当かどうか
いつも疑問に思ってたこともあります。
そこで、時間のある時にいろいろ実験してみました。
その時の状況で(季節や、こね具合など)微妙に変わることはあると思いますが
その実験結果をこちらのブログで発表(?)していきたいと思います。
以前の記事はこちら
一次発酵させた天然酵母の生地は冷凍できる?1ヶ月以上もつか実験してみました
今日は
こねてすぐ冷凍したパン生地、1ヶ月以上経ったけど発酵するのか?!
というお話です。
動画でご覧になりたい方はこちら
目次
どの段階で冷凍する?
以前の記事にも書いたのですが、パン生地を冷凍すると言ってもどの段階で冷凍するのか
ということによって変わってきます。どういうことかと言いますと
生地をこねてすぐなのか?
発酵させたあとなのか?
成形したあとなのか?
といろいろな生地の状態が考えられるからです。
パン生地をこねたんだけど、すぐには焼けないという場合は「冷蔵する」ことを
おすすめしていますが、もし「冷凍」したい場合、
「どの段階で冷凍するのがベストなのか」
そういったことを知りたくてやってみました。
今日は「こねてすぐ」冷凍した場合のお話です。
冷凍期間はどのくらい?
さらにその生地を冷凍したとしてもどのくらいの期間までとっておけるのか
という問題もあります。
これも数日なのか?数週間なのか?によっても違ってくると思うのですが
今回は思い切って1ヶ月以上置いてみました。
果たして生地はどうなったでしょうか?!
冷凍した生地から一次発酵へ
1ヶ月以上冷凍庫に置いた生地はカチカチになっていました。
それをまず自然解凍しました。
自然解凍できたら、そこから一次発酵の始まりです。
これもいつものように発酵器に入れるのではなく、自然発酵しました。
時間は1日半〜2日間くらいです。(気温が低い時期だったので)
そうするとふわっといい感じに発酵してきました!
そして次は分割→成形→二次発酵です。
二次発酵の段階へ〜そして焼きます
ここから、シンプルな丸パンしてみました。
以前の一次発酵後に冷凍した生地は二次発酵の段階でおかしくなってきてしまったのですが
今度の生地はどうやら大丈夫そうです。
冷凍しないで作るいつもの生地の感じとよく似ています。
ふんわりとしていていい生地です。
ちゃんと二次発酵後の生地の状態になっていました!
いい感じです。
いよいよ焼いていきます。
生地の上にチーズを乗せて焼いてみました。
(これも以前と同じように保険的な意味合いです。おいしくなくてもチーズを乗せていればごまかして食べられるんじゃないかという浅知恵です^^;)
そしていつものように焼いていきましたら・・・
とってもおいしくできました!!
やりました^^
こねた生地をすぐ冷凍 まとめ
一次発酵させた生地は発酵力が低下してしまって膨らみが悪くなってしまいましたが
発酵しないでこねてすぐに冷凍した生地は1ヶ月以上経っても大丈夫
ということがわかりました。
発酵させていない生地はそのままいい状態で休眠状態に入ってくれるということです。
生地をどの状態の時に眠らせておくのがいいのか
そのグッドタイミングを見極めていくことが長期保存には必要なんだということなんですね。
いやー、なかなか面白い実験でした。
机の上の理論ではなく、こうやって肌で感じて実験していくって興味深いです。
他にも実験をしていきますので、また結果をご報告していきたいと思います。
お楽しみに^^
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