こねないパンを冷蔵庫にほったらかし?!
今までのパンのイメージを一蹴してしまうような、そんなパンってあるの?
生地をちょいちょいっと2〜3分まとめてタッパーに入れて野菜室へ。
作りたい時に取り出して、作りたいトッピングや形を作って焼いていく。
そんな気軽なパンがあったら嬉しいですよね。
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天然酵母ぱん蔵の 椿留美子です。
お山での田舎暮らしを実践、発酵生活をしています。
そんな暮らしを踏まえながら、東京と山梨で自家製酵母を使って、
発酵器を使わない、ほったらかしの「ゆるパン」教室をやっています。
「こねないパン、流行っているけど上手くいかないんです」
そんな声にお答えして、今日はこんなお話をしてみます。
こね ない パン – 冷蔵庫を使った「ほったらかし」でこねないパンは簡単に作れちゃう!上手に作る3つのコツを天然酵母パン講師が解説します
このお話を動画でご覧になりたい方はこちらからどうぞ。
こねないパン忙しい方にぴったり
こねないパン、って近年よく聞くようになりましたね。
昔は「パンはこねるもんでしょ」「こねないと膨らまないよ」
というのが暗黙の一般常識だったと思います。
一生懸命こねるイメージを誰もが持っていると思います。
それが
こねない??
そんなんでパンができるのー?!
とちょっと常識から外れたパン作りが流行ってきました。
そうなんです。おそらく私みたいなズボラな人が偶然作っちゃったのかもしれません(笑)
私はパンを作り始めた若い頃、芝居をやっていて劇団にいたので、地方公演があったり
企画プロデュースしていたのでめちゃくちゃ忙しかったんですね。
でも焼き立てパンが食べたくて、子供たちと食べるもの楽しくて必死でこねていました。
今思うとよくやってたなあー、と(笑)
そんな時にこねないパンのことを知っていたら
もっともっと楽にパン作りできていたなって思います。
そうです、すきま時間に作ることができる忙しい方の味方なんですよ。
「こねないパン」!!
こねないパンって膨らむの?
こねなくても実は膨らみます^^
えー、嬉しいですね。楽できる!
こねないパンにはちょっとしたコツがあります。
それがわかると簡単に忙しい方でも生活に取り入れられて楽々焼き立てパン生活の始まりです。
今日はそのポイントをお話ししてみたいと思います。
こねる意味
パン生地をこねるって重要な意味があります。
パンを作られている方なら重々承知だと思いますがパンが膨らむためには「グルテン」が必要です。
そのグルテンを形成して強化していくという大切な働きが「こねる」ということです。
「こねる」作業がパンを膨らますためなら、なんでこねなくてもパンが膨らむの?
ということになりますね。
グルテンはこねなくても形成されるのです。
小麦粉を水(水分)と合わせるとグルテンができます。
昔、お麩を作りませんでしたか?
私は子供の頃、小麦粉と水を混ぜて底にたまったネバネバした塊を焼いて「お麩」を作っておやつで食べました。
それが「グルテン」だったんです。(今思えば・笑)
こねなくても生地を置いておくだけで、艶やかな生地に変化します。
それを発酵させていけばいいのです。
こねたパンとはまた違った感じになりますが、十分美味しいパンになるのです。
こねないパン、上手に作る3つのコツ
すぐに焼かない①→膨らまない原因
こねないパンに必要なのは時間です。
薄く焼いていくようなパンだとそれほど気にしなくてもいい種類もありますが、
パンらしい「パン」に仕上げようと思ったら、生地を長時間休ませます。
いわゆる「ほったらかしパン」です。
これは冷蔵庫の野菜室を利用します。
野菜室で短くても丸1日。2〜3日くらいがいいです。
そうしていくと生地が緩やかに低温発酵していい状態に変化していきます。
低温長時間発酵と「天然酵母」の相性がいいことは常々いっているので耳タコの方も多いかも(笑)しれませんが、このこねないパンもまさに天然酵母と相性がいいのです。
冷蔵庫を使った長時間発酵のポイント、プロが教えるとっておきのやり方
天然酵母がおすすめ②→発酵臭の解消
インスタントドライイーストを使った生地の場合、こねが足りないとイースト臭が残ることがあります。
これはいくら発酵の匂いが好きでも自家製酵母の発酵の匂いとは異なります。
ドライイースト特有の発酵臭なのでこれがパンに残るのはいただけません(><)
以前、ドライイーストを使ったこねないパンをいただいた時ちょっと辛かったです・・・
やっぱりしっかりこねるパンの方が向いていると思いました。
どうしても作る場合はイーストの量を減らすか、ですね。
天然酵母(市販でも自家製でも)を使うと、こねないパンは小麦と酵母の香りがいい感じに溶け合って、香り良いパンになります。
油脂をいれる③→ふわっとさせる
食感がふわっとしない原因の解消としては、材料に油脂を入れた方がいいです。
バター、ショートニングなど。植物油よりも固形の油脂の方がふんわり感が出ます。
何かの素材を混ぜ込んでその色を生かしたい時も固形の油脂の方が鮮やかな色が出ます。
そのほかに、劣化が遅くなる(=持ちがいい)ということもありますのでおすすめです。
どんなパンができるの?実際に作ってみた方の声
私があげている動画の作り方のパン生地は1つです。
その生地からどんなパンが作れるか、3種類のパンを動画でもご紹介しています。
1分ほどのダイジェスト動画でご紹介していますのでよかったらご覧ください。
その生地を使っていろいろなパンが焼けます。
お惣菜パン、ピザ、ハード系のパン。
実際に生徒さんが作ってくださってます。
その感想の一部です。
「ウィンナー・カレー・シチュー・ハム・玉子・明太子じゃがいも等。
ちぎりぱんとして、豆乳パック、ホーロータッパーで好きな具材を入れて作ります。
菓子パンは、チョコパン・帽子パンなど。
こねないパンは週末の空いてる時間に生地を作ってしまえば、あとは好きな時に成形が出来るのがとても魅力的です。」
この方は、もうずっとこねないパン派で作り続けているということです。
私よりも使いこなしてます!!
詳しいレポはこちらをどうぞ。
天然酵母で作る「こねないパンで作り置きパン」の人気の秘密をご紹介
生徒さん作 ↑
こね ない パン – こねないパンでこんなに簡単にパンが作れちゃう!冷蔵庫を使ったほったらかしで出来る簡単な方法を、天然酵母パン講師が紹介します まとめ
いかがでしたでしょうか。
忙しい方はもちろん、こねるのが苦手、台所事情で狭くてスペースがない方、気軽にパンが作りたい方にもぴったり。
とっても便利な「こねないパン」。
ポイントは
①すぐに焼かない(低温長期間発酵)
②天然酵母だと相性がよく香りも甘みも出る
③油脂をいれる
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こねないパンを作ったら、ぜひいろいろアレンジもしてみてくださいね。
こねるパンだってもちろん美味しいですが、こちらも一つの選択肢として
取り入れていただけたら、パン生活がもっと楽しいものになると思います。
ご参考に慣れば嬉しいです^^
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