天然酵母パン教室でみりん作り?!ちょっと驚く伝統発酵食レッスン

発酵食品 伝統食教室(発酵クラス)

ぱん蔵の発酵クラス、9月は「みりん作り」教室です。
昨日、山梨の方でもレッスンがおこなわれました。
先日東京でも開催されて、その時のちょっとしたハプニング(!)も
含めてレッスンレポをブログに書いていますので、興味のある方はこちらをどうぞ。

東京クラス「みりん作り」 ↓

みりん作りのレッスン!天然酵母パン教室の【手作りみりん教室】はどんな?

さて、よく驚かれるのですが
「パン教室でみりんを作るの?」
「パン教室で梅干し?」「たくあん?」

今日は昨日のみりん作りでの感想も含めて

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天然酵母パン教室でみりん作り?!ちょっと驚く伝統発酵食レッスン

というお話をしたいと思います。

発酵クラスとは?

そもそも「パン教室なのになんでみりん作りなの?」という話です。
もうこれは今までに生徒さんたち含めてよくお話ししていることなので
「耳タコ」の方もいらっしゃるかもしれませんが(笑)
始めての方にご説明したいと思います。

発酵クラスは昔ながらの発酵食・保存食など、伝統食を一緒に
楽しく作り、昔ながらの知恵を感じあう時間です。

主に

味噌
梅干し
たくあん

を3本柱にして、そのほかのものを取り入れています。
日本では昔から当たり前に作られていたものですね。
知らない人はいないでしょう。
嫌いな方もいらっしゃるかもしれないけど、1度は口にしたことがあるはずです。
最近は
「たくあんは家族の中で私しか食べない〜」
と言われる方も多いです(笑)

そんな昔から当たり前にある家庭で作られていたもの。
そいうものをわざわざ手作りしていくという面倒くさい教室なんです*^^*

その面倒くさい作業をあえて面白がってやりたい、という方がいらっしゃる。
そんな方達とご一緒しています(笑)

教わらなくても買えるという罠

今は「発酵クラス」という名前になっていますが、最初は
「おばあちゃんクラブ」という名前でした(懐かしい・笑)
昔なら自然におばあちゃんやお母さんから教えてもらうようなことも
今では核家族化が進み、直接教わるようなことが少なくなってきました。
教わらなくても不便がなくなったからです。
昔ながらの発酵食、保存食というような伝統食は今やスーパーにいけば、
似たような商品がずらりと並んでいて、簡単に手に入ります。

教えてもらわなくても買えるんです

それってどういうことか?

出来上がりの商品だけを知っていて、そのプロセスや意味を分からずに食べているということです。
昔ながらの保存食や伝統食には知恵が詰まっています
私たちは、おばあちゃんから作り方を学ぶと共に、その生活の知恵を学んでいたのです。
その生活の知恵をすっぽりと無くして、商品だけを手に入れる。
それも、本物じゃない工業製品。
それを食べて、本当のその食べ物の本来の意味を分からずにわかった気になっているのです。
いや、科学的な根拠のようなものに関しては分からなくてもいいんです。
ただ、なぜこの時期にこのような作業をしていくのか?

例えば
昔は冬は作物が取れないので、食糧が不足します。
そのために秋口〜冬にかけて保存食を作っておくのです。
大根やカンピョウを干して乾物を作ります。
時には甘いおやつが食べたいので、干し柿を作ります。
夏、秋にとれる果物や野菜で保存食を作るのです。

たくあん、漬物類もその一つです。昔の漬物はとにかく塩っぱかった(><)のは
常温で保存しなければいけないからです。
そして、寒い時期を生かしてその時に味噌のも作ります。
秋に取れた大豆を乾燥させて置いて、ちょうど味噌を作る時期が「冬」ってことですね。
熟成時期を寒い期間にすることで、傷みにくくカビが生えにくい。

自然は全部理にかなっているんです。

ということは、昔から行われている暮らしのルーティーンというのは
自然の成り行きに応じて行われているということなんですね。
そういった、昔から普通に暮らしの中でやってきていること、作業というのは
全部、ちゃんと意味があるということになります。
そんな謎解きしながら、やっていく発酵クラスもなかなか興味深いでしょ^^

私たちは日々の生活の中で学んでいる。それも勉強というものじゃなくて、
生きるための知恵です。そのはずなのに、簡単に手に入る世の中になってしまったので
考えることをやめてしまったんです。というか、そんな必要がなくなったんですね。
私の友人で、フリースクールをやっていたり、子供達と一緒に体験活動を
している方がいますが、みんな何かしら危機感を持っていて
生きる力
をつけて欲しいと思っているんです。
こんな便利な世の中だからこそ。

ぱん蔵の生きる力は楽しい

そんな話も含めて、ぱん蔵では昔の知恵を感じながら実際にやってみよう、
それも身体にいいぞ!家族にも食べて欲しいぞ!
という気持ちを持ってやっています。

でもそれは楽しくなければいけません
なぜ楽しさにこだわるのか?
うちの実家もそうでしたが、昔の台所って今のリビングダイニングキッチンと違って
台所とご飯を食べたり、くつろいだりする部屋が別れていたんですね。
なので、家族がくつろいでいる傍ら、祖母や母が台所で何かせっせと作業している。
背中を向けて何か黙々とやっている・・・という姿が印象的だったんです。
漬物をつけたり、仕込んでいる時間というのは一人で淡々と作業する・・・
そういった光景が私の中に焼きついているんです。
小さい頃はそれがなんだか切ないものに感じました。

その情景が今も思いだされて、
そういった仕込み作業は楽しく、ワイワイやりたい
という気持ちになってきたのだと思います。

今、発酵クラスにきてくださっている方は
「楽しい」
「思ったより簡単」
「みんなとお喋りしながらあっというまにできちゃう」
といってくださいます。
昔は地味に黙々とやっていた作業も、みんなでワイワイ「あーだ、こーだ」と
いいながらやっていく、そんな時間にしたかったのです。

現在の発酵教室

昨日の「みりん作り」レッスンもめちゃくちゃ楽しかったです。
みりんを仕込んで、その後に絞った麹粕を使っての料理をやっていきました。

ちょっとお喋りしすぎて「何か分からないうちにおわっちゃったー」なんて
こともたまにありますが(!)

そんな、発酵クラス。
12月には恒例の「たくあん作り&柚子胡椒作り」が待っています。
今年は去年よりもさらに美味しいものにするべく、工夫していきたいと思っています。
そして、ぱん蔵レッスン初の「遠足レッスン」になります。
ちょっと標高の高い森に出かけて、ウッドガスストーブ作りもやっちゃいますよ。

少量の木で強力な火力を出すというウッドガスストーブ。
本当に少しの木でご飯も炊けちゃうくらいなんです。
そして残った灰は土に返していく、という全くもってエコな道具です。
これで、いろいろ焼いてアウトドアランチします♡
お楽しみに!

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