ぱん蔵のレッスンには
発酵クラス
というレッスンがあります。
発酵食、伝統食、保存食などをみんなで作っていく講座で、年に何回か行われています。
今日は「なぜ発酵クラスをやろうと思ったか」というお話をしようと思います。
ぱん蔵のうちの周りにはおじいちゃん、おばあちゃんたちお年寄りが多いです。
どっちかっていうとおばあちゃんが多いかな。
70代はもちろん、80代、90代の方も現役で畑仕事をしてらっしゃいます。
若者に負けないくらい本当にお元気です。
ある時に手作りのこんにゃくをいただいて
「こんにゃくって作れるの??」
ということがありました。地域のお祭りで手作りこんにゃくを売っていたりもします。
こんにゃく芋からこんにゃくを作るというのを知ったのもそれがきっかけです。
市販で売られているものはこんにゃく粉を使っていて、芋からではなかったんですね。
こんにゃく粉から作ったものと、こんにゃく芋から作ったものとでは食感が全然違うんですね。
そんなことも知りませんでした。
自分で作ると柔らかさが自由自在に作ることができる!それも魅力ですね。
今年のこんにゃく作りはこちら
https://pan-zou.net/news/2020-3
もう一つのきっかけになったのは、うちの子供が行っている小学校の行事(文化祭)で
「ほうとう作り」「柚子大根」
ということを行っていたんです。
その時のほうとう作りの講師に近所のおばあちゃんたちがきてくださっていました。
そのおばあちゃんたちはお嫁に来てお姑さんにほうとう打ちを仕込まれたんだそうです。
80〜90代の方は打てますが60代くらいから下の方は打てないとおっしゃってました。
昔の姑さんは厳しかったんですね^^;
この文化祭、地域と一緒になって文化祭を行うということが新鮮で素晴らしいなと思いました。
私の娘もその時にほうとう打ちを教わって今でも打ち方を覚えています。
私も打てるようになりました。
残念ながら今はこの行事は無くなってしまったんですが、
この手仕事、ずっとやってきた技を伝えていかずにはいられない!と思いました。
あと、ご近所で共同作業として作る「味噌作り」。
みんなで作るのには意味があります。
たくさんの人の手を入れて常在菌を入れていくのです。
そうすることによって美味しい味噌になるそうですよ!
「たくあん作り」は農家のお母さんとの出会いがあって教えていただきました。
大きな樽でたくさん漬けないと美味しくないよ、と言われて生徒さんと共同でつけることにしました。
昔ながらの漬け方、天日に当てた大根で漬けていく、乳酸菌いっぱいの漬物をいただける贅沢を
みんなでやってみたいと思ったのです。
「梅干し」も疲労回復やサラサラ血液には毎日1個は食べたほうがいい。
本物の梅干しを食べるには、もう作るしかないですよね。
昔からの保存食作り、昔の台所は北側にあってしかも土間で、底冷えを感じながら作業していたかもしれません。
今の若いママたちは面白がって楽しんでやっていって欲しいと思っています。
みんなでわいわいお話ししながら、いろんな情報交換にも貴重な場です。
またお子さんも一緒に参加してくださる方も多いです。
このような体験をさせてあげたいなあ、というのもあります。
今年はさらに色々なメニューを増やしていますので、ご興味のある方は是非一緒に作りましょう。
今年の予定はこちらです。
https://pan-zou.net/news/2007
ぱん蔵の
放っておくだけらくらく天然酵母パン
ぜひ体験してみてくださいね。
一緒に美味しいパンを焼いていきましょう!
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